考えないヒント/感想

考えないヒント
小山 薫堂氏の手掛ける本書は肩ひじ張らずに読むことができる、なんだかホッコリするアイデアを生むヒントを見つけることが出来るかもしれない良書です。

自分自身、何故この書籍を購入したのか不明ですが、昨日部屋を片付けている際に発見し、読んだ形跡がなかったので早速熟読。

いやいや、さすがというかなんというか軽快な文章でスラスラと1.2時間で読めてしまいますし、引き込まれながら「なるほど、なるほど」と繰り返しながらあっという間に読み終えてしまいます。

本書は小山 薫堂氏の独特な思考をベースに書き出されているので、完全に当てはまらない人も必ず出てきますが(僕もその中の一人)、読み物として非常に面白かったです。

考えないヒント/レバレッジメモ

アイデアは努力したからといってひらめくものではない
アイデアを仕上げることと、アイデアを出すことは違う。もし努力によってアイデアを生み出す方法があるとすれば、それは、日々の暮らしの中で、いかにアイデアの種を拾えるようにするか、そういう環境を整えるかということしかない。

広告費の大半は死んでいる広告費

  • お金をかけて広告をする以上は、やはりお金が生きるような広告の出し方を考えるべきです。例えば、政治家に賄賂を渡すのは犯罪ですが、ある意味、ものすごく効果的な、生きたお金の使い方であったりする。
  • 「同じようにお金が生きて、しかも悪くないお金の使い方があるんじゃないか?」
  • 関わったみんながハッピーになれるということが、お金を位か明日広告をする為のポイント

 
第三者の目線
第三者の目線はいいアイデアを生み出す為の強力な武器

忙しい中で遊ぶからこそ楽しい
忙しくても楽しい。いや、忙しい中で遊ぶ方こそ楽しい。忙しさの中の遊びをみつけるということは凄く大事なこと。

忘却力
覚える力以上に、忘れる力の方がすごく大事。過ぎたことを忘れる力があるからこそ、次の新しい発想が生まれてくる。

未来への貯金
今目の前にあることは、すべて未来への貯金なんだと思って、一つ一つを大切にしていく。そうしていると次になにかあった時に、これこそが偶然力だって思う。そう思うだけで日常はぐっと楽しくなる。

種を拾う
なんとなく沢山の種を拾っておくことが、偶然を必然に変える秘訣

最終地点が見えているか
言われたことだけするのではなく、何のためにその仕事をするのか?目的をはっきりすることが大事

考えないヒント/感想:まとめ

個人的には「最終地点が見えているか」これが非常に大事だと思います。そして僕自身も一番忘れないようにしていることです。最終地点を理解していないと、”本質”が見えなくなってしまうので良い施策なんか行えるわけがないんですね。

かなり僕とは立場が異なる方の本ですが、どんな仕事でも”本質”を知ることが大切なんだという意味では同じでした。

カフェ等でぱらぱらと読んでみてはいかがでしょうか?今のマーケットプレイスなら100円程度で購入できるようなのでお薦めです。

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)
小山 薫堂
幻冬舎
売り上げランキング: 31523
おすすめ度の平均: 4.0

3 日々の生活を充実させる方法
4 「考えない」 とポンポン,アイデアがとびだしてくる ?!
5 かっこいい! こういう生き方をしてみたい。
5 種、つなぐ、行動
3 これぞ、positive thinking ?

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