早ければ来年夏!検索連動型広告の配信システムを導入
先日発表があった、Yahoo!の井上雅博社長の発言の中で「公正取引委員会が同社と米Googleの提携に問題はない」という内容が取り上げられておりましたが、その中に「早ければ来年夏にも検索連動型広告の配信システムを導入する」ということが記載されていました。
「早ければ来年夏」ということなので、来年中にはというニュアンスで受け止めるのが良いのかもしれません。
では、Yahoo!がGoogleの検索連動型広告の配信システムを導入するということで一部の方々は特別の措置が必要になってくるのではないか?というご相談を頂きますが、現時点で真っ当な施策を行っている方々は特に大きな変更などは必要ないであろうと予測しています。
※配信システム移行についての記事も書く予定です。
ただし、今回導入されるのは検索連動型広告の配信システムだけであるということなので、ディスプレイネットワークの配信システムまでYahoo!に導入されることはありません。そもそもYahoo!には自前のインタレストマッチもありますから、ディスプレイネットワークまで導入となるとなかなか割り切れない部分も多いのではないでしょうか。
※以前と比較するとインタレストマッチも中々良くなってきているので、近々記事も書いていきたいと思います。
Google AdWordsの広告価格急上昇問題について
上記が発表されてから、さまざまな箇所からイチャモンに近いような内容のクレームがGoogleに充てられていますね。その中でも目に余るものがグーグルの広告価格上昇で証言=自民の研究会で広告主らというニュースでした。
みなさんは既にご存じのとおり、Google AdWordsのクリック単価は品質スコア × 入札価格 = 広告ランクで決定されますし、競合の有無などで変化する場合があります。きちんと運用していれば急激に急上昇なんかするはずもなく、価格が急上昇したのはあんたらの運用が悪いからじゃまいか、というお話しでもあるわけですね。完全にイチャモンでしょうけども、こういったのは理解に苦しみます。
リスティング広告担当者が夏までにできること
Yahoo!リスティング広告にGoogle AdWordsの配信システムが導入されるわけですから、しっかりとGoogle AdWordsの仕組みや癖を理解しておくことが非常に重要です。
拙書、 リスティング広告 成功の法則では、Google AdWordsでの施策により重点を置いた内容を書き出しているため、参考にしていただければ幸いです。
※Google AdWordsでの施策を理解すると、Yahoo!リスティング広告での施策は容易な為、そのような構成に仕上げました。
施策自体が大きく変化することはありませんが、より本質的な施策が求められるようになることは、間違いないようです。
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