図解 ビジネス情報源 入門から業界動向までひと目でわかる スマートフォン (図解ビジネス情報源)/感想


1兆円を稼いだ男の仕事術に引き続き、夏野剛氏シリーズでこれも購入した訳でありますが、本書は夏野さんがどうのというものではなく、ただの監修として関わっているだけだということに購入してから気づきました…。

本書の中身は大体がThink Mobileで話されていたことが書かれており、動画を既にご覧の方には物足りない内容になっている可能性があります。

ただし、本書ではこれまでのガラケーの歴史やビジネスモデル、更にはこれからのスマートフォン(AndroidやiOS)における可能性や2011年時点での状況などを図解を交えて詳細に紹介しているので、スマートフォン(AndroidやiOS)などにあまり詳しくないけど、これから真剣にしっかりと学ぶ、という方には適した書籍かもしれません。

とはいえ、下図の画像が本書が伝えたい全てなのではないかなと思います。

AndroidはAd Revenue Maximizationで、iOSはCustomer Retaining Maximization。というわけで、AndroidとiOSは競合していない。という一言に尽きるわけですな。

スマートフォンに関しての一連の流れをしっかりと学びたい!という方には良い書籍なのかなと思います。

スマートフォン市場について

それにしてもここ最近のスマートフォン市場は物凄い勢いで成長していますね。アクセス解析に携わっている方々ならその大きなうねりのようなものを既に感じている事でしょう。

スマートフォン加入者数は既に何度も上方修正し、2011年末には21,255,000件、2014年には63,985,000件にも上るとか上らないとか。どうせこのデータも既に上方修正されるでしょうしね。

2011年現在では、「まだ国民の10%前後の普及率だから」ということで軽視されがちなスマートフォンですが、その10%のアクティブ性を考えれば、軽視できる割合ではないことは明らかですね。

これはリスティング広告においても非常に重要なターニングポイントになっていくのは、恐らく間違いなさそうです。

# 近々スマートフォンに関するエントリーをする予定です。

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