リスティング広告とPPCの違い

僕の仕事は色んなクライアントに会って話すことが出来るのが一つのメリットなんですけど、そんな中で『リスティング広告とPPCの違い』が明確に定義できたので載せてみようと思います。

一般的に『リスティング広告とPPC』は同意であるといわれていますし、僕自身も実際にそうだと思っていました。しかし最近、PPC関連に携わっておられる方とお話させていただく機会があり、様々な意見を交換させていただきました。
 

リスティング広告とPPCの違い:具体例

リスティング広告とは?

リスティング広告とは商材に関連性のあるキーワード群で自社のランディングページの落としこむ手法。少ない数でも関連性があるため、比較的コンバージョン率が高くなる傾向があります。要は完全に見込み客を捕まえる手法ですね。勿論、ロングテールキーワードもその中に含みます。

PPCとは?

1クリックあたりの単価を安くし、膨大にアクセス数を稼ぎ自社のランディングページにつれてくる手法です。どんなサイトでもコンバージョン率はおおよその数字が決まっており、何人呼べば何人コンバージョンになるか?がある程度決まっています。その為、数万人呼び込めればある程度の人数は購入するという仕組みです。
※リスティング広告と比べてコンバージョン率はかなり低くなる場合が多いです。

PPCをメインにこなされている方は検索連動型広告をあまり利用しません。検索連動型広告を利用したとしても、商品名やブランドネームなどの比較的安く、コンバージョン率が高いキーワードなどのみですね。

PPCはどこでアクセス数を稼ぐのか?

アドワーズのコンテンツターゲットです。アドワーズのコンテンツターゲットは検索連動型広告と違って、比較的競合他社の入札価格に影響されるにくいので最適です。※様々な掲載場所があるため。しかしBIGワードなどは高騰しつつあります。

コンテンツターゲットには様々な手法がありますが、正しい手法を理解しているとある一定までのアクセス数を稼ぐことは容易です。でも物凄くコツがあります。
例えば、株関連でコンテンツターゲットに広告を出稿するのであれば『株』というキーワードではなく、『仕手株』だったり『移動平均乖離率』などの専門用語でセッティングをすると、競合が少なく見込み客を多く囲うことができるというわけですね。 

リスティング広告とPPCの定義

リスティング広告とPPCを分別する明確な定義はありませんが、僕自身がリアルに感じる定義はこのような分類になります。どちらがいい?どちらが悪い?ではなくて、商材によって『選択肢』を持つことは非常に重要であり、SEMに携わるものとして必須ではないかと僕は思います。

リスティング広告とPPCの組み合わせは何にでも応用できるか?

僕の経験上、リスティング広告は比較的どのような商材にも応用が可能ですが、PPCでは中々運用が難しい商材もあります。特に単価が安い、利益率が低い商材のPPC運用はお薦めできません。

リスティング広告もPPCも一長一短。両方使い分けることをお薦めします。

※コンテンツターゲットの手法はコチラ:アドワーズのコンテンツターゲットの威力が凄い件

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