目標CPAから導き出すSEM手法

目標CPAを設定することは非常に重要です。どのラインまでは費用対効果的に大丈夫なのか?などを視野に入れて施策しなければいけないのがリスティング広告ですが、今日は目標CPAから導き出すSEM手法を書き出します。

予測CPAは出せないけど、目標CPAは出せる

リスティング広告のCPC(クリック単価)は日々変動します。季節性、話題性などが絡み合う為、正確なCPAを予測することは中々難しいです。正直やってみなければわかりませんが、目標CPAを設定することは可能です。

目標CPAから導き出すSEM手法

予測CPAがだせないからとはいえ、目標CPAにあわせて施策を調整することは可能です。では簡単に例題で説明。コツはいきなり目標CPAを求めるのではなく、目標CPC(クリック単価)を導き出すことです。

目標CPAが3000円でコンバージョン率2.0%のサイトの場合
【目標CPC = 3000円 × 0.02】 = 目標CPC 60円

上記のような計算式が成り立ちます。つまりコンバージョン率2.0%のサイトで目標CPAが3000円の場合は、CPC(クリック単価)を60円に設定してリスティング広告を設定すれば限りなく目標CPAの3000円に近づけるわけです。

コンバージョン率は思うほど変動しませんのでこの手法だと中々面白い結果が導き出せます。もっと細かくやればキーワード郡ごとにコンバージョン率は異なるので、上記のような手法を数多く試してみるのも面白いです。
※ちょっとリソース的に厳しい場合がほとんどですが…。

目標CPAから導き出すSEM手法:まとめ

目標CPAを設定することでいくらでも対策は可能です。しかしながら気をつけていただきたいことは、目標CPAを低く設定しすぎるとインプレッション数自体が低下し、コンバージョン数も比例して少なくなるので要注意です。実は目標CPAは高く設定した方がビジネスは加速します。

CPAには必ずターニングポイント(費用対効果的にも獲得が最大数で見込めるポジション)のようなポジションがあるので、そのポジションを見つけて目標CPAとして設定することをお奨めします。

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