プレースメントターゲットでお好きなサイトへ広告配信する方法

今までもさまざまな記事を書いてきましたが、プレースメントターゲットについて言及したことがほとんどありませんでしたね。書きたい記事があったのですが、プレースメントターゲットについて言及しておかなければどうにもこうにもならない内容だったので、今回はプレースメントターゲットはどんなものなのか?という言及をしてみたいと思います。

プレースメントターゲットとは?

AdWords、ディスプレイネットワーク
上記は前回のワークショップで使用した、AdWordsのディスプレイネットワークの概念図です。

ディスプレイネットワーク(旧コンテンツネットワーク)という大枠の中に、広告の配信手法としてコンテンツターゲット(自動プレースメント)、プレースメントターゲット(手動プレースメント)、リマーケティングがあります。それらの配信フォーマットとして、テキスト広告、イメージ広告、動画広告が存在しています。

少しややこしいですが、図を見て頂ければ、一目瞭然ですね。
これらを理解したとして、次行ってみましょう。
 

プレースメントターゲット設定方法

プレースメントターゲット2
プレースメントターゲットを設定するキャンペーンを作成し、[ネットワークとデバイス]にて[自分で選択]、[検索]をはずし、[ディスプレイ]の[ディスプレイネットワーク]のみにチェックを入れ、[手動プレースメントと手動ユーザー層の関連ページのみ]にラジオボタンを合わせて保存します。

プレースメントターゲット3
広告文の入力欄で[プレースメント]にて[手動プレースメントを選択]という項目が出てくるので、広告を出したいな!というサイトのドメインを入力します。

プレースメントターゲット4
上図と同じ画面内で、特定のキーワードを入力して関連性の高い配信先を見つけ出してもくれますが、正直これはあまりあてになりませんので、仮に使用する場合でも必ず目視して選択・追加するようにしてください。

プレースメントターゲット5
[手動プレースメントの入札単価]に入札価格を入力します。
尚、プレースメントターゲット(手動プレースメント)は、コンテンツターゲット(自動プレースメント)とは異なり、登録したキーワードの関連性で広告を配信するのではなく、どのサイトに広告を配信するのか?を指名して配信していくために、その枠を「買う」つもりで入札しなければなりません。

プレースメントターゲットでは広告の枠を占有するため、総じてコンテンツターゲット(自動プレースメント)の入札価格よりも高い入札価格を強いられる場合がありますので、一定以上の入札価格で枠を確保しましょう。あまりに入札価格が低いと、インプレッションすら確保できない場合もあります。

プレースメントターゲット6
尚、上図のようにプレースメントターゲット(手動プレースメント)にキーワードを追加することで、指名したドメインの中でも、より関連性の高いページに広告を表示することが出来るようになります。

ただし、せっかく選んだサイトにて広告配信を抑制することになるので、あまりに大きな配信先である場合のみに使用したほうがよいでしょう。価格コムなどはその好例かもしれませんね。
 

プレースメントターゲットでお好きなサイトへ広告配信する方法/まとめ

はい。プレースメントターゲット(手動プレースメント)を理解していただけましたでしょうか?あまりに関連性のあるサイトや、この配信先には絶対に広告を出していたいな!というサイトがあるようであれば、プレースメントターゲットは非常に有効な手段となるでしょう。試してみたことない方は、1度良いサイトを見つけて配信手続きをしてみましょう。

また、コンテンツターゲットの設定がされているキャンペーンにて、効果のあるサイトをプレースメントターゲット(手動プレースメント)にて追加することも可能ですが、そちらはコンテンツターゲットの始め方:サイト除外機能を活用するにて記載しています。

私の新しい書籍では、ディスプレイネットワークの概念や最適化手法なども公開しています。10月2日発売です。

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