フリークエンシーキャップで配信を抑制する方法

前回お伝えしたAdWordsのユーザー属性入札でターゲットを細分化する方法を行う場合に、mixiという巨大な媒体の影響で、広告が表示されすぎて困る!という場面がでてくるかもしれません。

そんな時こそ、AdWordsのフリークエンシーキャップが有効です。

フリークエンシーキャップとは?

「あの広告いつもでてくるんだけど!?」みたいに感じた場合はありませんか?

フリークエンシーキャップとは同一ユーザーに対して広告が表示される回数を制限することができる機能です。配信量が多過ぎる場合や、多くなるであろうと予想される場合、尚且つ同一ユーザーに何度も配信されてしまう可能性が高い場合に有効です。検索ネットワークには適用されません。

フリークエンシーキャップの設定方法

AdWords,フリークエンシーキャップ
特定のキャンペーンの[設定]にて、[詳細設定]より[フリークエンシーキャップ]の[フリークエンシーキャップの上限なし]を[編集]

AdWords,フリークエンシーキャップ
[フリークエンシーキャップの上限なし]のチェックをはずし、下の項目にラジオボタンを移動して、広告が表示される回数と期間、対象枠としてキャンペーン、広告グループ、広告などの単位を選択します。

上記のような数字と単位で設定した場合、このキャンペーンに属したディスプレイネットワークの配信は同一ユーザーに対して1日のうちに3回である。と定めたことになります。ここでの数字、期間などは費用対効果や予算感にて調整するのが良いでしょう。

このようにして出過ぎてしまう広告を抑制することが可能となります。

フリークエンシーキャップは有効なのか?

ディスプレイネットワークによるプレースメントターゲットやリマーケティングなどで使用するのが有効です。
プレースメントターゲットの場合はユーザー属性入札と同様に広告配信元によっては表示されすぎてしまう場合がありますし、リマーケティングはあまりしつこくしすぎてしまうと、あまり良いイメージを与えない場合もあるやもしれません。それ以外にも、大きなプレースメントや配信先に広告出稿はしたいけれども、競争が激しく、ある程度しか露出したくない、などの場合に、フリークエンシーキャップによる露出の抑制は非常に有効に働きます。

尚、リマーケティングについてはAdWords、リマーケティング徹底攻略という記事で、プレースメントターゲットについてはプレースメントターゲットでお好きなサイトへ広告配信する方法で、詳細に解説しています。

私の新しい書籍では、ディスプレイネットワークの概念や最適化手法なども公開しています。

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