単品通販“売れる”インターネット広告/感想
リスティング広告情報コミュニティーの開設や、いろいろなものが重なって本が読めない時間が増えました、というのはいいわけで、自分で時間を割くことができなかった。時間は自分で割くものだということを再認識しながら、そんな時に良い書籍を読みました。
売れるネット広告社の加藤公一レオ氏の書かれた書籍で、すでに絶版になっているようですが、ずっと気になっていたので少々奮発して購入してみました。
加藤公一レオ氏といえば、以前私のブログのほうでも書き出した記事、イメージ広告をバナー広告のように利用する方法でも取り上げています。
単品通販とは?
一つの商品やサンプルをランディングページ内で売り込み、リピートによって利益を拡大していく通販です。つまり、新規顧客獲得と既存顧客を維持し続けることを永遠の課題とするビジネススタイル。
本書は単品通販を行う上での王道、マニュアルを公開している書籍で、さまざまな通販やビジネスを知ってしまっている私たちに、本物の根本ともいえる思考を思い出させてくれる良書です。久々にこういった書籍を読んでよかった。目が覚めました。
単品通販“売れる”インターネット広告/レバレッジメモ
単品通販で儲けるための3つの要素
- 広告で多くの”見込み客”を効率良く集めること。
- その見込み客の多くを、注文してくれる”既存客”に引き上げること。
- その既存客に何度もリピート購入してもらい、”固定客”にすること。
純広の重要性
はっきり言っておこう、単品通販会社が「リスティング広告」「アフィリエイト広告」だけで、インターネットでの売上を大きく伸ばすことは不可能である。
インターネット広告は無視される前提にプランニングする
インターネット広告は他の媒体以上に無視されるが、インターネット広告は無視される前提にプランニングすると、クリック率は劇的に上がる。
クリック率を上げる魔法のテクニック
- 特定のターゲットのみを狙う
- 続きが気になるようにじらす
大事な思考
「この商品をどんな悩みをもった人に使ってもらいたいのか?」「どんなプロフィールの人に使ってもらいたいのか?」
究極のキャッチコピー
インターネット広告では、関心のある人だけを自社のサイトに引き寄せればいいのだ。「商品をアピールする」キャッチコピーを作る発想ではなく、「テーマに興味のある人を募集する」「テーマに興味のある人に呼び掛ける」という発想でキャッチコピーをつくることが重要だ。
”商品”を買っているわけではない
今の日本の消費者は商品を買っているわけではなく、”夢”や”商品に込められた想い”を買っているのだ。
単品通販“売れる”インターネット広告/まとめ
ずばり王道で、昔のネットショップ関連の書籍を何冊か読まれたことがある方には”いまさら”感があるかもしれません。しかし、その”いまさら”と思うことが”いまだに”できていない広告主がほとんどではないでしょうか。
本書はそんな単純明快であるが故に見落としがちなことを教えてくれる、大事な書籍です。
「テーマに興味のある人を募集する」「テーマに興味のある人に呼び掛ける」という箇所は中でも特に重要で、これが理解できるかできないかでリスティング広告の広告文作成やランディングページディレクションにも大きく関わってきます。
個人的には売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則と合わせて読んでいただきたい書籍だと思います。どちらの書籍も、ネットショップ運営者なら必須の書籍です。
ちなみに、単品通販には単品通販なりのリスティング広告の攻め方がありますし、ネットショップによって施策は異なってきます。
日本文芸社
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