広告のスケジュール設定を利用して時間帯配信を行う方法のコンプリート版

Googleアドワーズの中にはすべての機能を効果的に使いこなすには中々難しいほど多くの機能が存在します。

その中でも、比較的知名度が高いのにも関わらず、的確に、そして効果的に利用されていない機能、それが広告のスケジュール設定、つまり、時間帯配信の機能です。広告のスケジュール設定は商材によって適切な時間は異なり、属性によっても合う、合わないがあるといった前置きを置きつつも、やはり有効な機能であることは間違いありません。

Yahooリスティング広告もバージョン3になれば同様の広告のスケジュール設定が出来るようになるでしょう。今回は改めて、広告のスケジュール設定の設定を見ていきましょう。

広告のスケジュール設定の2つの配信方法

基本モード


広告のスケジュール設定を行いたいキャンペーンの[設定]タブより、[詳細設定]内の[広告のスケジュール設定]を[編集]します。


デフォルトでは①[基本モード]が選択されています。基本モードではオン/オフの切り替えが可能です。②で細かく設定したオン/オフを一気にリセットすることも可能です。


細かい時間帯配信を設定するには、[時間帯]をクリックすることで上記のような画面に切り替わります。そこで③広告配信をオンにする時間帯を選定することができます。④一つの設定を[すべての曜日へ]や[平日へ]でコピーすることも可能です。便利ですね。⑤保存をすれば、その設定した時間通りに配信が行えます。


⑥[保存]後にはこのような形になる。
※グレーは配信停止時間帯です。

入札単価調整モード


基本モードのオン/オフだけではなく、入札単価をパーセンテージで微調整することもできますし、これが非常に便利です。

⑦で[入札単価調整モード]へ切り替えます。⑧で時間帯ごとに任意のパーセンテージを入力し、配信量を調整することができます。⑨こちらも設定を他の曜日へコピー可能です。10[保存]で終了です。

ちなみに、単価調整比は、デフォルトで設定されている入札単価に対して10%~1000%までの範囲で指定することが可能です。

この時間帯には広告を配信したくないといった場合にはその時間帯を選択しなければ広告は配信されなくなります。ここは今回このポストを書こうと思った理由の一つで、良く勘違いされやすい箇所なので注意が必要です。


①①時間帯ごとに配信ボリュームを設定したことが確認できます。


保存後は広告配信予定が全体のおおよそ何%になるのか、入札単価の調整はどの程度に調整されているのかも見ることができるようになります。

広告のスケジュール設定を利用して時間帯配信を行う方法のコンプリート版/まとめ

時間帯配信は実際に施策に利用するまで、恐らく多くの方々が懐疑的に感じている施策の一つだと思います。

あなたの商材やサービスに合う、合わないは即座に判断できるものでもありませんし、その判断が当たっているのか外れているのかを施策前に議論するのはナンセンスです。正直な話、どのような機能でも実際に使ってみなければわかりません。
※勿論、経験則で仮説を立てるのは非常に重要です。

とはいえ、広告のスケジュール設定(時間帯配信)って知ってたけど意外と便利かも?と少しでも思っていたければこのポストは成功です。

限られた広告予算をいかに適切に投下できるのか、いかに投資対効果(ROI)を向上させられるか、といった視点では、広告のスケジュール設定もアカウント設計の一つです。

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