検索連動型広告では何語のかけ合わせまで考慮すべきか?
出前セミナーを含め、各所で行うセミナーやワークショップなどの中で良く頂く質問の1つが「何語のかけ合わせまで考慮すべきか?」といった質問です。基本中の基本であるからこそ、半ば永続的に悩んでしまう問題の一つなのだと思います。私自身もリスティング広告を始めたばかりの時には大いに悩み、さまざまな施策を行ってきました。
商材によって明確な答えは異なる、というのを大前提に申し上げると、日本語圏であればほとんどの商材の場合で、最大でも3語までの掛け合わせで十分と言えるでしょう。
例えば、「ホテル」関連での検索キーワードを探す場合、「ホテル」や「旅館」といった検索ボリュームの非常に多い、所謂ビックキーワードと呼ばれるキーワードから始まり、「沖縄 ホテル」や「箱根 旅館」などの目的(場所)が明確になる2語のキーワードがあり、更には「箱根 旅館 格安」や「沖縄 ホテル ランキング」などのより目的(場所+α)が含まれた3語のキーワードなどが需要が多いキーワードとなります。
検索キーワードの数が多くなればなるほど、目的も明確になってくるという解釈でほとんどの場合は問題ないでしょう。
ここまでで理解いただけると思いますが、3語のキーワードの掛け合わせをしっかりと行うだけでも多くのバリエーションを想定することが出来てしまい、膨大なキーワード数になることが予測されます。その為、原則としては3語のキーワードの掛け合わせを基本姿勢とすることを推奨しています。
決して4語での検索キーワードが必要がないというわけではありませんが、前述の通り原則として3語のキーワードの掛け合わせまでを基本姿勢として登録し、あとは部分一致と完全一致の効果的な使い分けなどの記事で上げているとおり、キーワードマッチの部分一致やフレーズ一致などを上手に活用し、訴求レベルを広げていければ、さほどキーワード数は増加せず、効率的な運用が可能となります。
キーワードの数は成果指標となりうるのか?
あなたが広告代理店やコンサルタントの立場でリスティング広告を運用していると、キーワード数が一つの成果指標になるケースがあるかもしれません。ただし、キーワードマッチの特性を理解していれば、キーワードの数は成果指標とはならない事が明白です。
大事なのはキーワードの数ではなく、キーワードマッチや除外キーワードなどを駆使し、どれだけ効率よく運用を行うことが出来るかにほかなりません。
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とはいえ、仕事をする上で評価に値する項目を満たすのは、ビジネスとしては必須ですので、柔軟な姿勢で対応することが必要と言えるでしょう。
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