苦手な読書を習慣化させる3つのコツ
「読書が必要なのはわかってる。問題は習慣化出来ないことだ。」
こんな風に思ったことは無いだろうか。この言葉は数年前の私自身を見ているような言葉だった。
書籍はヨハネス・グーテンベルクの考案する活版印刷技術の登場以前より偉大な先人たちが残していった知恵そのものであり、その多くは数年、数十年、中には数百年かけて得た集大成のような存在であり続け、あなたに多くの事を教えてくれ、時に身近な大切な物に気づかせてくれる素晴らしい物となるだろう。
だが、忙しい時、疲れている時、ぼーっとしたい時など、読書を継続するのは時に億劫であり、困難な状況に陥るときもあるかもしれない。
そんな時、ある言葉を思い出す。
思いの種を蒔き、行動を刈り取り、行動の種を蒔いて習慣を刈り取る。習慣の種を蒔き、人格の種を蒔いて、人生を刈り取る。-7つの習慣より-
習慣は私たちの生活に決定的な影響を及ぼしているのだ。つまり、苦手な読書を継続させるには、習慣化することが重要なのだと思う。それで言えば、習慣化出来なければ読書を継続するのは難しいとも言えるだろう。読書が出来ない、苦手だ、好きじゃない。そんな方々はまずは”習慣化”することを意識がけよう。
習慣とは?
では、習慣とはなんだろう。
名著、「7つの習慣」では習慣とは「知識」、「スキル」、「やる気」という3つの要素からなっているという。
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知識は「何をするか」または「なぜそれをするか」という2つの要素からなっており、スキルは「どうやってするか」を示すものであり、やる気は動機であり「それを実行したい」という気持ちだという。日々忙しい生活の中で特定の物事を習慣化するためには、この3つの要素がどれも必要なのだ。
つまり、読書を習慣化するには、ただ単に本を読めばよしとするものではなく、目的を持ち、どのようにして生活に組み込んで行くのか?といったことが重要になってくるのだろう。
例えば、いつもより1時間早く起き、その1時間を読書に割り当てるのはどうだろう?家に帰って無意識的につけてしまうテレビを付けないという選択肢だって読書の時間を大幅に増やすはずだ。
1時間も早く起きれない!という人は目覚ましを10個でも用意すればいい。(個人的にはカーテンを空けて日光で起きることを習慣化するのをお薦めする。これは脳科学的にも負荷なく起きることが出来る手法だ。) 無意識にテレビを付けてしまうという人は、リモコンを隠し、テレビの主電源を落としてしまえばいい。これらはあくまでスキル「どうやってするか」の1つだ。
そして、これを実行するかしないかは、やる気であり「それを実行したい」という気持ち次第なのだ。
これについてクラシコムの青木さんが素晴らしい記事を書いていたので引用させて頂こう。
子供を含めた他者の成長を促したいなら、先に「習慣」や「行動」を変えようとするよりも、より高次の欲求が生まれるように促す方が良いし、そもそも人が何かを熱烈に欲するように促すなんてことは不可能に近い気がするのでよく見ていて何かを強く欲している様子があれば、そちらに突き進めるように地ならしをしてあげることくらいしか出来ないのかもしれない。-成長はなぜ起きるのか–
やはりそれ相応のことを習慣化するには自主的な欲求が先立っていないと難しい。だから僕がスタッフや子どものために出来ることは、書籍代を出したり、読みやすい本を提供したりなどで、そのハードルを少しでも和らげて上げる事くらいしか出来ないんだろうなぁと思う。強制なんてものはむしろ逆効果に働いてしまうのかもしれない。
幸福とは、最終的に欲しい結果を手に入れるために、今すぐ欲しい結果を犠牲にすることによって得る果実にほかならない。-7つの習慣より-
読書は地道な努力なのかもしれない。それでも、やはり多くのことを教えてくれる1つの手段だし、これからも廃れるようなことはない、素晴らしい体験だ。
読んだ書籍はその場で役に立つなんてことも無いわけではないけれど、基本的にはいつ来るかわからない「いつか」のために(それは明日かもしれないし、永遠に来ないかもしれないけれど…)、出来るだけ早い習慣化によって準備しておくことが重要なのかもしれない。それにより、あなたの人生をより豊かにしてくれるものなのだから。
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