検索連動型広告で一番大事なことは検索ユーザーの検索意図を理解すること

検索連動型広告を成功させるには、キーワードマッチそれぞれのメリットやデメリットを理解した上でどのようにキーワードを配置するのかだとか、入札価格はどうするのかだとか、サジェストに出てくるキーワードをどこまで網羅するとか、そういったテクニック的な施策も局地戦においては重要である場合もあると思うのですけれども、表題通り、検索連動型広告で一番大事なことは検索ユーザーの検索意図を理解することだなと思うわけです。

検索連動型広告の仕組みをはっきりと理解していない新人でも、何故か成果を出してしまうような人のアカウントを覗くと明らかに検索ユーザーの検索意図を理解したような構成になっていることが多いんですよね。実際に何故この構成にしたのか?などと問いてみても、「こういうキーワードで検索するユーザーのモチベーションは●●だから…」とかそういう答えが返ってくる。勿論、初めのうちは多少粗はあるのだけれど、その視点だけで十分な成果を得られる事のほうが多いです。

それとは反対に、結構な経験を積んでいるにも関わらず、中々上手く行ってないという方のアカウントを覗くと、やはり検索ユーザーの検索意図を理解していない構成になっています。どちらかというと、リスティング広告という枠(固定概念)にはめられた発想がユーザーファーストな視点を邪魔をしていることが多い気がする。

検索連動型広告で成果を出すためには、

  1. どんな人が?
  2. どんな状況で?

“検索”という行動を行って来るのか?この2つをひたすら考え続けたら、そのうち結果がついてくると思うのです。細かい話をすればモチベーションの高いと仮説立て出来るキーワードは入札価格を引き上げて出来るだけ上位表示するとか、そういったキーワードの場合は広告文を少し強めに表現してみるとか、考えだすときりがないんですけどね。

小手先のテクニックや戦術論なんかは少しリスティング広告に慣れてくると良さげに見えちゃうんだけれど、そんなものは最後でも良いのです。今うまくいっていないアカウントがあるのであれば、まずは検索ユーザーの検索意図を理解することを徹底的に心がける。それだけで、少し変わってくるんじゃないかな。

執筆/掲載記事

▲