アイデアのつくり方/感想
同業界の方に勧められたアイデアのつくり方を早速購入して読んでみました。読んだといってもかなり薄いので1時間もあれば読み終えてしまうほどのボリュームです。
著者のジェームス・W・ヤング氏は”アイデアをどうやって手に入れるか”という質問への回答をこの書籍の中にちりばめています。
アイデアのつくり方/レバレッジメモ
原理と方法こそがすべてである
どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に原理であり第二に方法である。これはアイデアを作り出す技術についても同じことである。特殊な断片的知識というものは全く役に立たない。
アイデアの源泉にある原理を把握する方法
知っておくべき一番大切なことは、ある特定のアイデアをどこから探し出してくるかということでなく、すべてのアイデアが作り出される方法に心を訓練する仕方である。
アイデア作成に関するもっとも大切な事実
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない。既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい。
広告のアイデアとは?
製品と消費者に関する特殊知識と、人生とこの世の種々様々な出来事についての一般的知識との新しい組み合わせから生まれてくるものなのである。
一つの広告を構成するということ
これすなわち私たちが住んでいるこの万華鏡的世界に一つの新しいパターンを構成するということである。このパターン製造機である心の中に貯えられる世界の要素が多くなればなるほど、新しい目のさめるような組み合わせ、即ちアイデアが生まれるチャンスもそれだけ多くなる。
代理経験によって得られるもの
何かさしあたっての目的のためにくそ勉強するのではなくて、それ自身の目的のために追及する時に一番よく集めることができる
サー・アイザック・ニュートン
常に考えることによって得られた
アイデアのつくり方/まとめ
さまざまなアイデア関連の書籍を読まれている方には”当たり前のこと”が多く記されているかもしれませんが、あまり機会がない方にはすばらしい書籍になるのではないでしょうか?
また、普段読み慣れている方にも”当たり前のこと”を的確に再確認することができる良書だと思います。
書籍の中でも書かれている“原理と方法こそがすべてである”という言葉はいつまでも忘れずにいたいですね。これからもテクニック的な小手先にだけは走らぬようにしたいです。勿論、テクニック的な小手先を知っておくことも非常に重要なんですけどね。
お薦めの書籍です。
阪急コミュニケーションズ
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結局、それに尽きるのか。。。
薄いけど中身はなかなか濃い本です
想像を膨らませて読む、小さな本。
凄いアイデアがひらめく過程は、この本に書かれてある通り!
ことあるごとに読み返せるぐらいのページ数の方が本はいいかもしれない
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