リスティング広告関連やアクセス解析関連、SEO関連の書籍は初心者用、上級者用に限らず、 可能な限り読むようにしているわけで、中でリスティング広告関連は必読するようにしています。

本書はここ最近で一番新しいリスティング広告関連本ということで、アマゾンにオススメされ購入し、1日かからずに読み終えるほどで、かなりライトな仕上がりになっています。内容もちょっとライトですが…。

非常に共感する部分と、そうでない部分があるので、一部を自分用のメモ代わりに書き出してみたいと思います。毎度のレバレッジメモという形ではありません。

Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 最速集客術　～SEMの極意/メモ

感性をゆさぶるコピーはいらない
この考え方には私も概ね同意します。クリック率を上げる為になんちゃらなんちゃらというのをよく見かけますが、クリック率が上がるというのは、部分的な最適化でしかないのです。目的というのは部分的な最適化ではなく、全体の最適化です。その為に、いかにモチベーションの高いユーザーを引き寄せられるのか？の方が格段に重要なわけですね。つまるところ、「誰に何を届ければ刺さるのか？」を見極めること。これらの具体的な広告文の作成方法は検索連動型広告で成功する広告文の書き方－ 押さえておきたい5つのポイントにて書き出してます。

また、他には品質スコアの改善方法だったり、広告グループの作成方法などのオリジナルな手法が記載されていますが、すべてを具体的には書き出しませんが、個人的には若干同意できない箇所がいくつかありました…。

その中の一つを紹介すれば下記のようなものです。
下記は[格安旅行]を主題とした広告グループの初期設定として本書内で記載されていますが…、正直この初期設定は正しい施策と言うのは難しいかなと。

広告グループA
キーワード

• 格安旅行
• 格安旅行　北海道
• 格安旅行　鬼怒川
• 格安旅行　比較
• 格安旅行　予約

このような初期設定を行い、データが取得できたらよいものだけをリストアップして別途広告グループを作成するという趣旨のようですが、それでは初期にかかる予算をドブに捨てていることになりかねません。

こういった内容がいくつかあるので、リスティング広告に携わる方、リスティング広告初心者にはちょっとお薦めするのは難しいかなと思います。

勿論筆者独自の手法であるということで見れば、「こういうやり方もあるんだな」ということである程度は受け止めることができるんですが、こういう手法が一般論のように書籍内で語ってしまうのは、初めてこの書籍を取ってしまった方々にはあまりよろしくはないのかなと感じました。

Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 最速集客術　～SEMの極意/まとめ

大手を振ってお薦めはできませんが、上記の様に”他の方の手法を学ぶ”のは非常に有効です。そういった意味であれば、リスティング広告に携わる方々は一読するのも良いかもしれません。

ただし、”本質”ではないかもしれません。

Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 最速集客術　～SEMの極意

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