スマートフォンの普及によりPCからの流入が減少する日


2011年11月現在、昨年からは想像もつかない勢いで、iPhoneやGALAXY Sなどをはじめとするスマートフォンユーザーの増加が止まらない。

ウェブサイトを運営している方であれば、その流入数の右肩上がり具合を目の当たりにしていることだろうと思います。

例えば、筆者のブログなどであれば昨年比で約1.5倍程度のスマートフォンユーザーの増加率であるけれど、あるサービスでは5倍強を記録しているし、女性向けのサービスなんかでは10倍を超える伸び率を表しているサービスもあります。

これが何を意味するのか。

株式会社ネットマイルと株式会社モバイルマーケティング・ジャパンは11月17日、ネットマイルの「スマホパネル」会員を対象に共同でおこなった「スマートフォン、PC、フィーチャーフォンの利用」に関する調査の結果を公表しました。

その中で”スマートフォンを所持してPC接触で変わった点”を紹介しています。

「個人用のパソコンを使う頻度が減った」が30%強、「個人用のパソコンですることが減った」が約20%、「個人用のパソコンをほとんど使わなくなった」が約5%という数字になっています。

つまり、約55%ものユーザーの個人用のパソコンの利用頻度が減少しているということになります。

実際に自分自身に置き換えると、メールの確認はスマートフォンで行えてしまうし、余程の深刻な長文メールでない限り自宅のPCを利用する機会はない、なんて方も少なからずいるのではないでしょうか。

スマートフォンの普及によるリスティング広告への影響

これらの流れはさらに加速する勢いです。これらにより、従来までのPC主体型のリスティング広告は大きな変革の時を迎えているのかもしれません。

PC主体でモバイルはあくまで補助的位置づけだったビジネスも、数年後、いや、半年後にはスマートフォン主体に予算配分し、PC、ガラケーがあくまで補助、といった状況も無いとは言い切れません。

ある業種では実際にPCからの検索クエリが減少し、その減少分はスマートフォンへ移行しているものも出てきています。

今後、スマートフォンへのリスティング広告がより重要になってくるのは、”言わずもがな”ですね。

参考
スマートフォンのリスティング広告対策で覚えておきたい5つの事

株式会社ネットマイル
http://biz.netmile.co.jp/

株式会社モバイルマーケティング・ジャパン
http://mobilemarketing.jp/

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