Google AdWords、ディスプレイキャンペーンオプティマイザーが全てのアカウントで使用可能に。

2010年からベータ版として一部の広告主にのみ提供されていたディスプレイキャンペーンオプティマイザーが全てのアカウントで使用可能になりました。コンバージョンオプティマイザー同様、過去30日間で15件以上のコンバージョン発生してる場合に利用可能となります。

※データが多いほど精度が向上すると言われています。

自動最適化ツール、ディスプレイキャンペーンオプティマイザーは、Googleディスプレイネットワークキャンペーンのパフォーマンスを最大限に引き出します。これらの機能は、広告主が僅かな努力で目標ROIの達成を助けることになるでしょう。

ディスプレイキャンペーンオプティマイザーの設定方法


条件を満たしているディスプレイネットワークキャンペーンの[設定]タブ内の[単価設定と予算]、[単価設定オプション]を[編集]し、[コンバージョンを重視 (コンバージョン オプティマイザー)]を選択します。

個人的には[推奨単価を使用]を利用したほうがうまく行くケースが多い気がしますが、どうしても推奨単価(推奨CPA、獲得単価)が許容できない場合は[個別の入札単価を使用]にて[上限 CPA]を設定しても可能です。

※過去30日間で15件以上のコンバージョン発生していない場合、ここで選択することはできません。
※[コンバージョンを重視 ]を選択していないと下部の設定は行えません。


[詳細]タブ内の最下部、[詳細設定]の[キャンペーンの自動最適化(ディスプレイ ネットワークのみ)]を選択し、[編集]→[自動最適化]を選択すればディスプレイキャンペーンオプティマイザーの設定は完了です。

Google AdWords、ディスプレイキャンペーンオプティマイザーが全てのアカウントで使用可能に。/僕はこう思う

個人的主観で申し上げると、コンバージョンオプティマイザーは検索連動型広告に対しては必ずしも有効に働く機能ではありません。しかし、ディスプレイネットワークとなれば話は別の場合が多々あります。

先日書き出したもしも、ヤンキー専用SNSをリスティング広告で集客したならば。 by Web担当者Forumでも書き出したように、ディスプレイネットワークを駆使しようとすれば広告グループの数は数百、場合によっては数千に上る場合もあります。

そうなってしまうと管理が非常に細かく、チューニングも困難を極めるケースが存在します。そんな時にディスプレイキャンペーンオプティマイザーは非常に有効なツールとなり得るでしょう。

こういった機能は一長一短です。どういった取り組みがリスティング広告のROIを最大化するのかを考えながら利用していくことが重要になってきます。

詳細:Display Campaign Optimizer Available to All
詳細:ディスプレイキャンペーンオプティマイザーとはAdWordsヘルプ

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