自動入札ツールは実際に効果的なのか?
リスティング広告の規模が大きくなるにつれ、抱える案件が多くなるにつれ、リスティング広告の自動入札ツールによる運用の自動化に興味を持つのは必然なのかもしれません。
自動入札ツールにはポートフォリオ型とルールベース型の2種類が存在しています。どちらがどうと言いたいのがこの記事の趣旨ではないので省きますが、自動入札ツール導入の最大のメリットは、これまでリスティング広告にあてがっていた”一部のリソースを確保できる”ことではないでしょうか?
1日は24時間であり、仕事に使える時間は皆有限です。その為、どれだけ効率化をした後でも多くのアカウントや作業を抱える担当者のできることは限られてくるのです。
ただし、皆が思うほど自動入札ツールは”万能”ではありません。それさえ利用していれば事足りるということにもならないのです。
結局は”人”なんですよね。
どんな箇所にどんなツールをあてがうのか、どの部分をどういった理由でAuto化するのか。それによってどのような効果(成果も含め、リソースの削減など)が得られるのか?ツールの仕組みやそのアカウントでのリスティング広告の傾向を知った上で利用しなければ明確な効果を得られることは少ない可能性が非常に高いです。
どんな強力なツールでも稼働させる人がリスティング広告をだれよりも理解していなければ使いこなせるわけがないんですね。
今以上の成果を求めるために…
リソースの確保以外にも、”今以上の成果を求めるために…”自動入札ツールを導入するという選択肢もないわけでもありません。
ただし、Yahoo!リスティング広告が限りなくGoogle AdWordsに近づき、時間帯配信、時間帯による入札の強弱も基本的にはオートメーションで可能なった上に、最適化を求めるのであればGoogle AdWordsにはコンバージョンオプティマイザーやディスプレイキャンペーンオプティマイザーすら存在しています。完全に自動化しちゃおうと思えばできてしまうんですよね。
ただし、どれだけ自動化してもやはり成果が伴うかどうかは設計次第だったりするのが本音です。
自動入札ツールは本当に効果的なのか?/まとめ
自動化を考えるのは次のステップとして非常に良い傾向だと思います。ただし、コントロールできる人間がいて初めて生きるのが自動入札ツールです。自動入札ツールを導入したからと言って劇的に成果があがるかどうかというのもやはり担当者次第になってしまうというのが現時点での大きな問題点だなと痛感する今日この頃です。
自動入札ツールってどんなもの?という方はリスティング広告の運用を支援する「自動入札管理ツール」の基礎知識という記事を読んで頂ければ、私が書くよりも非常に詳細に書かれているのでもう付け足すことはありません。
強いて付け足すとしたら、アドエビスのAuto bitが比較的導入が楽でいいよ!というのと、brainpadのL2Mixerは扱ったことないので詳しく語れませんけど、すごい頑張ってる感じがして共感が持てます。
リスティング広告の”仕組み”を知り、自動入札ツールの特性を知る。それによって、アカウントの利益を最大化したいものです。そんな未来はそう遠くないのかもしれません。いや、そうでなければいけないのではないか、と最近は思っていますが、それはまたの機会に書き出します。
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