除外キーワード徹底攻略

突然、インプレッション数が激減したり、クリック数が激減したり、予算消化が激減したり、その結果アカウント全体でのコンバージョン数が減ってしまった…、なんてことはありませんか?

その原因はもしかしたら除外キーワード(Yahoo!リスティング広告では対象外キーワードと呼ばれるもの)の影響かもしれません。除外キーワードはほとんどのリスティング広告プレイヤーが認識している単語でしょうけれども、機会損失を限りなく少なくし、より効果的な除外キーワードの設定方法を理解している人はさほど多くないかもしれません。

アカウントによっては除外キーワードを変更するだけで劇的に成果を生み出すようなものもあります。今回はそんな除外キーワードの徹底攻略を書き出します。

Yahoo!リスティング広告がVer.3に変更され、除外キーワードでもキーワードマッチを選択できるようになりました。これによりさまざまなバリエーションによる除外キーワードが可能となりました。

キーワードマッチを利用した除外キーワードの使い方

青山で美容室を営んでいるとしましょう。

すると、あなたが部分一致でキーワード「青山 美容室」を登録した際に、以下の検索クエリーで広告が表示されたとします。

図1: 青山 美容室の検索クエリー

この美容室に、ネイルケアやデジタルパーマのメニューがなかった場合、図1でメニューなしと書かれた「青山 ネイルサロン」「青山 デジタルパーマ」の2つのキーワードは不要となりますので、除外キーワードに登録するとよいでしょう……。

既にお気づきの方もいらっしゃると思いますので種明かしをすると、上記で記載したものは以下のYahoo!リスティング広告の公式ラーニングポータルのコンテンツを引用したものです。

  1. 対象外キーワードを設定して、コンバージョン率を上げる(1)
  2. 対象外キーワードを設定して、コンバージョン率を上げる(2)

非常に素晴らしいコンテンツですので、上の2つのリンクを必ず目を通してから下の文へ読み進めてください。

ここで言いたいのは、つまるところ全く関係の無いキーワードが検索クエリに入ってきた場合は部分一致で除外キーワードとして登録すること。類似しているけど関係の無いキーワードが検索クエリに入ってくる場合にはフレーズ一致で登録することを推奨しています。特にフレーズ一致でのBIGキーワードの除外キーワード設定、この考え方は現在のYahoo!リスティング広告、Google AdWordsでは物凄く大事な考え方です。

上の例で言えば、「ネイルケア」や「デジタルパーマ」はメニューとしての取扱いが無いわけですから、フレーズ一致にて除外することでほぼ完全に「ネイルケア」や「デジタルパーマ」を含む検索クエリで広告を表示するのを防ぐことができます。

また、「美容室 内装」という全く持って見当違いな検索クエリでの露出があれば、「内装」を部分一致で除外キーワードとして登録することで、その周辺の類語をも除外してくれるというわけですね。はい、非常にわかりやすいです。

ただし、現場ではこの考え方プラスアルファが求められます。

前述の通り、部分一致でキーワード「青山 美容室」を入札しているのであれば、「美容室」といったBIGキーワードでも広告が表示されてしまうケースがあります。そんな大きなキーワードで訪問したユーザーがコンバージョンする可能性が無いとは言いませんが、限りなく小さな可能性であることは疑う余地はありません。

こうなると予算消化も加速してしまう恐れがあります。こんな時に使うべきキーワードマッチは完全一致です。「美容室」というキーワードを完全一致にて除外キーワード登録とすれば、これらを防ぐことが出来るようになります。

除外キーワード徹底攻略/まとめ

除外キーワードはキーワードによってキーワードマッチの特性を利用して登録する。この考え方が非常に大事です。たったこれだけのことで、あなたのアカウントが劇的に改善されるかもしれませんよ。今一度、除外キーワードを確認してみましょう。

Yahoo!リスティング広告がVer.3に切り替わった際にうまく行っていなかった方々のアカウントの原因の8割方は今回解説した除外キーワードによるものです。(当社比)

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