これからのリスティング広告プレイヤーはテクノロジーを避けるな。

8月23日(木)、デジタルマーケティングを理解し、考え、実行できる人材教育を行うTATEITOの主催するイベント、Digital Marketing Tribe Night 2012 Summerへ行ってきた。


※場所は ウルフギャング・バック・カフェ赤坂アークヒルズ店

イベント自体はソーシャル、アトリビューション、DSP、ビッグデータ分析などの、今後の台頭が予測されるものを中心としたものを取り上げるのかなと思っていたのだけど、今回はリスティング広告にスポットを当てていた。

ATARAの杉原さんのセッションから始まり、その後、司会進行のTATEITOの平野氏、パネラーであるデジタルインテリジェンスの横山氏、デジタルマーケティングコンサルタントの大山氏とみなが交えて大変興味深いセッション。

そんな中で、個人的には杉原さんの話のなかで非常に共感できる発言があったので、このブログを読んでいるような積極的なリスティング広告プレイヤーに一部共有したいと思う。

テクノロジーを避けない。テクノロジーは全てを解決しないのは当たり前。テクノロジーの得意・不得意を理解しうまく役割分担できる人が勝者

これは決して理想論などではなく、現在進行形で現場に求められているスキルだと僕は思う。日に日に増していく需要を現場でも感じ、もはや避けては通れないところまで来ているのが現実だ。これほどまざまざと現実を突きつけられ、改めてその重要性を痛感した言葉だった。

それでもリスティング広告プレイヤーの未来は明るい

前述したことで少し落ち込んでしまった人もいると思う。ただ、この会では終始一貫してリスティング広告に携わる人材の重要性を話し合っていたのも事実であり、積極的に取り組んでいるものにとっては未来は明るいとも言ってもいいだろう。

現場に携わる者のビッティング能力、仮説検証力などはデジタルマーケティング台頭の時代では今後より重要性を増し、重宝されていくことだろう。その為にも、これからのリスティング広告プレイヤーはテクノロジーを避けてはいけない。エンジニアやアナリストなどと共有言語で話すことができるスキルはもやは絶対条件だ。

ただし、現在のリスティング広告にもより積極的に、より深く関わっていく事も重要だろう。なぜなら、現場ではリスティング広告が出来る程度の人材では不十分で、リスティング広告ならこいつだ!と思われるような人材しか必要とされていないという現実もある、ということも付け加えておきたい。

テクノロジーは人間を越えない。だからこそ、テクノロジーを理解し、操れる人材教育が急がれるのは間違いないだろうと痛感した夜だった。

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久しぶりの方や多くの方に出会い、楽しい時間を過ごすことができました。主催のみなさん、素敵な会をありがとうございました。

当日の資料は以下よりダウンロードができるようです。
Digital Marketing Tribe Night 2012 Summer開催報告

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