今後1年間でリスティング広告の代理店や専門家の80%はアルゴリズムによって置き換えられます。
過激なタイトルですいません。だって2年前にそんな風に言ってた方がいたのですもの。年末ですし、恐らくこれが今年の最後の投稿になるので張り切って今後のリスティング広告の展望なんかを書いてみたいと思います。まぁ社内で話していることを話せる限りでお届けする感じなりますが。
参考:今後3年間でリスティング広告の代理店や専門家の80%はアルゴリズムによって置き換えられます。
この記事が上がったのは約2年前になります。それで今のリスティング広告業界の状況はどうでしょうか?えっ?2年前とそんなに変わらない?あと1年たっても状況はそんなに変わらないと思う?はてさて、どうでしょうかねぇ、物事はそんなに単純ではなさそうですよ。
これはとあるセミナーで話した時に利用したスライドの1つです。「8:2→2:8」とはこれまで「8:2」だったものが、今後確実に「2:8」になっていくよ、これはもう決定事項だよ、という意味なんですね。答えはこの話の流れからすれば簡単で、リスティング広告におけるテクノロジーの占める割合の話なんです。
これまでは「8:2、人力:テクノロジー」の割合で十分成果を出すことができていたし、全て人力でもどうにかなる時代が続いていましたけれども、これからは確実に「2:8、人力:テクノロジー」の割合でテクノロジーの重要度が増し、人力とテクノロジーの重要性が逆転するということなんですね。まぁ異論反論ある方も中にはいらっしゃると思いますけれども、繰り返しになりますがテクノロジーの流れは不可逆です。決定事項だからジタバタしたって仕方ないわけですけれど。
自動化ルール、AdWords API、AdWordsスクリプト、CO、DCO、DSA、RLSA、PLA、動的リマーケティング(旧Dynamic X)、DSK(旧SCM)、類似ユーザー、サーチターゲティングなどなど、Google アドワーズだけでみてもまだまだテクノロジーはありますし、Yahoo!プロモーション広告も来年はどんどん動くはずです。ええ、それはみなさんが想像するよりも圧倒的な早さで進化していきます。
今後、アカウント構築における大枠である戦略策定やクリティカルなチューニングなどを除き、残りのほとんどのリソースはテクノロジーでカバーする運用が主流になってくるのは確実であり、現に私どもの管理するアカウントの中にもそういったテクノロジーの占める割合が大きなアカウントが増加しています。勿論、こういったことを実行に移せるのはテクノロジーを理解し、大きな視点を持ちながら細部に魂を宿らせることができる一部のプレイヤーだけであり、そういったプレイヤー自身がこれまでの戦い方、つまり戦略そのものを書き換えていく未来が来ています。
ちょっと何言っているのかわからない、という方のために一言で物申すと、「ルールが変わる」んですね。刀や槍、弓などが主力だった戦国時代に鉄砲や大砲が出現したように、第二次世界大戦でLORANを始めとするレーダーを持ち出したように、戦い方のルールが変わるということです。
※一部そうではないケースもあるんですが、それはまた別の機会に書きますね。
そうなった時に大事な姿勢は、若干使い古した表現ではありますが、新しいもの、つまりここでいうところのテクノロジーを毛嫌いするのではなく、寄り添って更に大きな成果を上げてやろうという姿勢に他なりません。
そういった意味において「今後1年間でリスティング広告の代理店や専門家の80%はアルゴリズムによって置き換えられます。」というのは少々大げさな表現になるかもしれませんが、テクノロジーに寄り添えないリスティング広告の代理店や専門家の80%は今後数年間の内に確実にアルゴリズムに置き換えられることになるでしょう。
※私たちはそんなテクノロジーに寄り添えるリスティング広告プレイヤーを探しています。年末年始にゆっくりと考えてみてくださいね。
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