20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義/感想
「この本には、あなたの人生を変える言葉がいっぱい詰まっています。」
そんな言葉で始まる本書は、見出しどおり、人生を変えることができる言葉が数多く詰め込まれており、素晴らしい本でした。題名どおり、20歳のときに知っていれば…と思えるような内容も多く、改めて様々な考えを呼び起こすキッカケとなってくれると思います。
20歳のときに知っておきたかったこと/レバレッジメモ
- 問題が大きければ大きいほどチャンスも大きい。大して問題でないものを解決しても、誰も金を払ってはくれない
- 特徴がはっきりしたニーズこそ、発明の元。言い換えれば、問題を明確に定義できれば、その解決策はおのずから明らかになる
- 問題を解決するには?
問題を解決するのに大事なのは、時間をかけて常識だと思われていることを洗いざらい上げていくことです。実はこれが一番難しい作業。常識はわたしたちの世界観のなかにしっかりと根付いていて、中々気づかないことが多い
鋭い観察力、しっかりしたチームワーク、計画を計画で終わらせない実行力、失敗から学ぼうとする前向きな心、そして独創的な解決策、そして何よりも大事なのは、必ず解決策が見つかるという気概を持つこと
- ブレイン・ストーミングにおける必須項目
- アイデアに悪いものなどない
- 他の人のアイデアを発展させる
- 効率よく指示を出すには?
すべきことをあれこれ挙げていくよりも、絶対にしてはいけないこと知っておく方がよい
- マイク・ローテンブルグ
「決まりきった次のステップ」とは違う一歩を踏み出したとき、すばらしいことが起きる。踏みならされた道は誰でも通ることができる。でも、予想もしなかった角を曲がり、何かちがうことをしようとしたとき、そして、周りがお膳立てしてくれたルールに疑問を持とうとしたとき、面白いことが起きる
失敗と成功について
- ランディ・コミサー
失敗を財産だと見られるかどうかが、起業家が生まれる土壌の目安になる
※失敗を経験し、成功も経験するなかでこそしっかりと深く学ぶことができる※
- 自分の経験から失敗はさけられないものであること、成功の鍵は、全ての弾をかわすことではなく、如何に素早く立ち直るかにあること
- 成功と失敗の比率は一定である。したがってもっと成功したいのであれば、もっと失敗するのを受け入れなければならない。失敗と成功は裏腹の関係にあり、どちらか一方だけというわけにはいかない
- 判断に迷ったとき、将来そのときのことをどう話したいのかを考えればいいのだと気づきました。将来、胸を張って話せるように、いま物語をつむぐのです。
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義/感想:まとめ
本書では快適な場所から離れ、失敗することをいとわず、不可能なことなどないと呑んでかかり、輝くためにあらゆるチャンスを活かす様にすれば限りない可能性が広がる、ということを伝えているようです。
そして僕が本書で一番気に入っているフレーズはこちら
- 幸運なんてない。全ては努力次第。努力すればするほど、運はついてくる。
内容的には今まで読み漁った本にほとんどの内容は書いてありますが、改めて”意識”するのに非常に役に立ちました。
正直な話、こういうこと20歳のうちに知っていたら…とか思いますね。スタンフォード大学に行きたくなります。
最近本をあまり読んでいない、今の自分に不満がある、なんて考えている方には良い起爆剤になると思います。少しお薦めできます。
阪急コミュニケーションズ
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いかにもアメリカ人女性ビジネスマン
20歳の頃の自分にこの本を読む準備はあったかな
企業家精神育成に必要なこと
でも20歳じゃあ分からないだろうな
知の伝統は細部に現れる
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