あの繁盛サイトも「LPO」で稼いでる!/感想
あの繁盛サイトも「LPO」で稼いでる!:川島康平著が、六本木の青山ブックセンターで私どもの書籍よりも山積みだったのに嫉妬し、購入してみました。今思えば、川島康平氏はお客をつかむウェブ心理学を書かれた書かれた方でした。お客をつかむウェブ心理学は名書ですよ。
まず、本書はリスティング広告とは切り離せない、LPO(ランディングページ最適化)について書き出された書籍で、これからLPOを始めてみようと意気込んでいるネットショップの運営者の方々に向けられた、LPO初心者のための書籍だと感じました。LPOの基本、LPOで出来ることなどがしっかりと書かれているので、LPOを始めるきっかけには良い書籍だと思います。
本書内ではココマッチLPOというツールの紹介やその他のツールの紹介、更に行動ターゲティングやエリアターゲティングごとにLPOツールで見出しを変更することが出来るなど、初めて聞く人にはLPOが魔法のように感じる内容が盛りだくさんです。
個人的に、本書の内容がどうというよりも、川島康平氏の文章や例え話に関心させられる部分が多く、そういう意味で色々勉強になりました。いやぁ、何冊も書籍を書かれている方はさすがだなと。いや、これほんとです。
あの繁盛サイトも「LPO」で稼いでる!を読む際の注意点
リスティング広告の内容で少し?な箇所がありました。
- 別ドメインとすることで、検索結果に複数のランディングページを出せる
- 絶対に1ページ完結型のLPが良い
1.別ドメインとすることで、検索結果に複数のランディングページを出せる
これはスパム行為になってしまうので、控えたほうが良いでしょう。現実的にやれる方法はありますが、それもスパムの延長なのでここではご紹介しません。検索エンジン側から考えれば、同一キーワードで同じ検索結果に同じ商品での別LPがあるのは、あまり良い事ではありませんからね。お金がある企業がそのうち検索結果を埋め込んでしまう可能性があるので、スパムと判断されます。
2.絶対に1ページ完結型のLPが良い
これは一長一短。AdWordsはサイトの品質も読み込んでいるため、1ページ完結型のLPでの勝負は厳しい状態になってしまいます。
あの繁盛サイトも「LPO」で稼いでる!/感想:まとめ
「LPOはこんな風に作るんですよ!」という書籍ではなく、「LPOではこんな事ができるんですよ!」という書籍です。
LPOの基礎を学ぶための良い書籍です。これからLPOを考えてみようというECサイトの担当者さん、LPO初心者のデザイナーさん、ウェブサイトオプティマイザーが難しい…という方々にお薦めしたいと思います。
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