初心者がリスティング広告を上手に回す5つの方法

リスティング広告はアカウントさえ開設してしまえば気軽に各個人で開始できてしまう為、スポンサードサーチ・アドワーズのシステムを理解せずに安易に参入してしまい迷走入りしてしまうなんてことが非常に多かったりします。

そんな時に出来るだけ迷わず施策に入ることができ、尚且つそれが継続できるように5つの項目を書き出しましたので、ご参照いただければ幸いです。

  1. 始めから全てを網羅しようとしない
  2. 少ないキーワードから運用してみる
  3. 効果検証を忘れない
  4. 競合を分析する
  5. 他の媒体に浮気しない

1,始めから全てを網羅しようとしない

リスティング広告を途中で投げ出してしまう要因の一つが、”やることが多すぎて、どこを見てよいのかわからない”という物があります。特に商品数がいくつにも登るネットショップを運営していたりする場合に非常に多いわけですが、こういった状況の場合でも、始めから全てを網羅しないようにしましょう。

あまりにカテゴリー数が多くなってしまうと、様々な方向のキーワードやシチュエーション考えなければいけなくなりますが、始めのうちにこういった思考の拡大のさせ方は混乱を招く元です。

どうせ思考を拡大させるのなら、一つの商品について拡大させていきましょう。この操作を繰り返すうちに”どのように思考拡大させるのか?””どのようにチューニングするのか?”などが明確に理解できてきますし、一定期間運用するとシステムも理解できてくるはずです。
孔子
孔子曰く、千里の道も一歩から

2,少ないキーワードから運用してみる

“始めから全てを網羅しようとしない”と共通する部分はありますが、あまりに多くのキーワードで運用しないことをお薦めします。
「キーワード数は5万個以上必須」等という謳い文句を良く見かけますが、5万個以上のキーワードが必要になることは非常に稀な状況に限ります。

始めのうちはカテゴリーを絞ったキーワードでのみ出稿し、徐々に成果が出始め、管理に慣れてきたら、少しずつキーワードを増やしていくようにしましょう。

3,効果検証を忘れない

初期設定で力を使い果たし、効果検証せずにそのままの状況。。。というのはよく聞く話の中の一つです。

リスティング広告は効果検証し、新たな仮説を立てて再度施策に望む。そうです、PDCAサイクルですね。大分使い古された言葉ですが、今も昔もPDCAサイクルの基本的な回し方は変わりません。常に”仮説””検証”の繰り返しでこそ、アカウント最適化へ繋がります。
参照:仮説と検証でPDCAサイクルを回そう

4,競合を分析する

上記で何度か挙げたように、絞ったカテゴリーのみであれば競合の分析も比較的簡単に行えます。

同一のカテゴリーの競合他社は

  1. どのようなキーワードに入札しているのか?
  2. どのような広告文で訴求しているのか?
  3. ランディングページではどのようなUSPを打ち出しているのか?
  4. 自社と比較してどこが勝っていて、どこが負けているのか?
  5. 出稿している時間帯はどうか?
  6. 出稿している曜日はどうか? etc…

競合分析は挙げればきりがなくなりますが、最低限上記の3つ位把握することで、様々な対策を行えるようになるでしょう。
参照:ランディングページにはUSPが必要不可欠
参照:リスティング広告で意識しなければいけない競合調査

5,他の媒体に浮気しない

リスティング広告(検索連動型広告)を始めると様々な物が魅力的に写る場合があります。中でも、インタレストマッチやアドワーズのコンテンツターゲットは様々な箇所で褒めちぎられている場合もあるので、リスティング広告を始める=インタレストマッチ・コンテンツターゲットも同時に!等と考えてしまう場合が多いようです。

しかしながら検索連動型広告のシステムを理解しないうちにインタレストマッチやコンテンツターゲットを始めてしまうのは、頭がパンクしてしまう要因の一つです。

インタレストマッチやコンテンツターゲットはリスティング広告の中の一貫として位置づけされている場合が非常に多いですが、個人的に感じるのは検索連動型広告・インタレストマッチ・コンテンツターゲットは全くの別物だと思って施策に取り組んだほうが良いという部分です。

それぞれに結果を求めるとなると、それぞれのシステムを理解する必要があり、それらは非常に厳しい状況になると考えられます。

経験則ですが、検索連動型広告をしっかりと出来ない人はインタレストマッチもまともに出来ませんし、コンテンツターゲットも上手くまわせません。

一部の状況を除いて、検索連動型広告がやはり基本となり、その補助としてインタレストマッチやコンテンツターゲットが存在するのだと考えると良いかもしれません。
※商材によっては検索連動型広告では上手く回せない(出稿が難しい)ものもありますので、全てにおいて上記があてはまるとは限りません。
参照:コンテンツターゲットの始め方

初心者がリスティング広告を上手に回す5つの方法:まとめ

全てのことにあてはまりますが、浅く広くではなく、狭く深くから取り組むことでより理解度が高まり、リスティング広告を上手に回すことが出来るようになるでしょう。

すると、何かを極めると更なる戦略を欲します。その循環がリスティング広告成功への鍵となります。

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