データを可視化することでわかること
リスティング広告に限らず、アクセス解析等で大量の数字のデータを取り扱う場合、数字ばかりのデータをみていると、わかった気になることがあるので注意が必要です。
こういった数字は、できるだけ可視化することで、より細かな変動に気づくことが出来るようになります。
※数字だけだと、わかった気になってしまう。
この”わかった気になってしまう”というのは、なまじに数字は把握しているので、非常にやっかいです。
グラフも様々なデータを可視化し、掛け合わせることで、より明確に動向を分析しやすくなります。リスティング広告の中で言えば、インプレッション数とクリック率の掛け合わせ。また、コンバージョン数と獲得単価の掛け合わせなんかは必須です。
単純なことかもしれませんが、こういった単純だけどわかりやすい手法の方が、アカウントに大きな改善をもたらす場合が多々あります。
特にリスティング広告の管理画面だけでは、こういった独自のデータの掛け合わせを可視化して表示することはほぼ不可能な為、独自でデータをダウンロードし、エクセルに落として可視化し、重要な指標を分析することで、新たな法則などを発見することが出来るかもしれません。
※AdWordsではある程度見る事ができます。
ここではグラフで表していますが、キーワードの重要度を測るにはマトリクスやバブルチャートを使用すると、手に取るようにキーワードの貢献度などがわかるようになります。また、可視化することで細かな数字の変動に気づきやすくなる為、時事キーワード等を扱っている場合などには非常に有効に働く場合が多いです。
繰り返しますが、管理画面と睨めっこしていると、わかった気になってしまいますので、注意が必要です。
データの可視化でより分かりやすく
上記のようにデータを可視化する事で、運用だけでなく、社内の会議や報告会でもより伝わりやすくなります。「アクセス数がこのくらい下がった要因は表示回数がこのくらい下がったわけでして…」という報告を長々と聞くよりも、視覚的に訴える事で一目瞭然の環境を作りましょう。
豆知識
こういった、データ等を可視化する場合、グラフなどを見栄えのよいデザインや色味にすると、モチベーションがあがり、分析が苦にならない場合があるので、様々なものでトライしてみましょう。
データを可視化することでわかること/まとめ
データを可視化することで、より細かな変動に気づく事が出来るようになったり、社内の報告などでも伝わりやすなったりと、いいことずくめです。可能な限り、気になるデータは可視化してみることをお薦めします。
また、こういったデータは短期的、長期的など、様々な期間で可視化することで、長期トレンド、短期トレンドでの市場の変化をキャッチするのにも役立ちますよ。データは見る期間や箇所で全く違った受け取り方が出来てしまうので、さまざまな視点からみて、正しく把握することが重要です。
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