アクセス解析ゼミナールにいってきた


これまでもさまざまな方のアクセス解析への取り組み方を実践レベルでも見てきたし、出ている書籍はだいたいは読んできたし、それでもやはり足りない部分(もっともっとやりたい、学びたいという欲)は多くあるわけです。

アクセス解析に限らず、何かを学ぶことの次のフェーズとしては、実践で活動されているような方々やインフルエンサーのような役割の方々の手法をしっかりと聞いたり学んだりすることだと思うのですよ。

というわけで、今回は以前からいきたいなぁ~と思っていた、アクセス解析イニシアチブの副代表であらせられる衣袋教授のアクセス解析ゼミナールにいってきました。

アクセス解析ゼミナールに参加する2つの目的

私自身の今回の目的は2つ。

  1. 他の方の手法を学ぶ
  2. 視点を変えて改めてアクセス解析を学ぶ

経験上、どんな仕事や手法でも自分の手法だけに縮こまるのではなく、さまざまな権威の方々の取り組みをしっかりと網羅的に学ぶことで新たな視点を手に入れることができると考えています。

そしてこれらはより自分の分析力・仮説の精度を高めるのに非常に役に立ちます。書籍やブログや無料セミナーだけでは得られないものを得られるのが有料の講義などだと思います。

アクセス解析ゼミナールで僕が学んだこと


有料の丸2日かけたゼミナールなので全て書いてしまうのは少々ナンセンスなのですが、個人的に本当に参考になったという箇所をいくつかピックアップしてみました。

データの見方の重要性と再認識

データは片面しか見ていなければ1つ表情しか持ち合わせていませんが、異なる視点でみることで同じデータでも異なる受け取り方が可能になります。この異なる視点でどのように食い込んでブレークダウンしていくのかなどを学びました。

アクセス解析で重要なのはTBS

出てきたデータをそのまま解釈するのではなく、T(trend)、B(benchmark)、S(segment)、などさまざまな取り組みによって”活用できるデータ”に変化させていく手法などをさまざまなデータを用いて具体的に解説していただけたのはありがたかった。

まだまだ書ききれないことは多いですが、このあたりでやめておきます。

アクセス解析ゼミナールにいってきた/まとめ

アクセス解析ゼミナールではしっかりとアクセス解析とは?というところから実践レベルのKPIの設定方法まで具体的に学べるというメリットの他に、個人的には問題の出し方に非常に感銘を受けました。答えよりも考え方を育てるような問題の数々は、僕の脳の中で凝り固まった分析脳を和らげてもらった気がします。

さまざまなサイトを見ていたりするとある程度分析手法というのは決まってくるもので、仮説の立て方もある程度近しいものになってきます。もちろんそういったオリジナルのワークフレームに落とし込むのは重要なわけですが、このワークフレームは常にバージョンアップさせて行かねば進化はありません。

衣袋教授のアクセス解析ゼミナールは限られたアクセス解析ツールどれかに依存した内容ではなく、アクセス解析やデータ分析の見方などをしっかりと学べるゼミナールでした。

アクセス解析をゴリゴリ利用している人には正しい考え方と新しい視点を提供してくれることは間違いありませんし、アクセス解析初心者の方にも難しい話ばかりではないので、アクセス解析を学ぶ際の基盤になる考え方やデータの受け取り方をしっかりと教えてくれるゼミナールだと思います。

ありがとうございました。

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