リマーケティングが発動しない3つのケース+2

リマーケティングに追いかけられることは増えたが、自分のリマーケティングをめっきりみない…。こんな話が冗談ではなく、かなりの割合で増加しているようだ。

リマーケティングは仕組みや設定が少々複雑なため、どうしても”何故かリマーケティングが発動しない…”といったケースに陥りがち。

今日はそんなリマーケティングのお悩みを解決するポスト。

Google アドワーズのリマーケティングが発動しない3つのケース

リスト数が足りない

リマーケティングは1度リマーケティングタグを埋め込んだページを訪れたユーザーのCookie IDがリマーケティング リストに追加され、そのリストに追加されたユーザーを対象とし、Google AdSenseの配信網の中で広告を訴求することのできる広告だということは、既に周知の事実かもしれない。

それ故、リストが一定規模に達しなければリマーケティングは発動しないのだ。その目安は500リスト。500リストを超えたところから、本来リマーケティングは発動されるようになる。

リストがなかなか溜まりにくい…といった場合には、リマーケティング タグの埋め込み位置がカテゴリーや商品ごとに区切ってある場合などの場合が多く、設定自体が細かすぎることがほとんどの場合を占めている。その他には、そもそもサイトにアクセス自体が少ないなんてこともあるので、注意しておきたいところだ。


尚、リマーケティングのリストはGoogle アドワーズ管理画面の右メニュー「共有ライブラリー」→「ターゲットユーザー」にて確認可能。

入札単価が低い

1年前と比較すればこれだけリマーケティングが広まっている現在、安すぎる入札単価でリマーケティングを表示させ続けることは非常に難しいのではないだろうか。仮にリマーケティングが発動しないのであれば、徐々にでも入札単価を引き上げ、表示されるレベルまで引き上げる必要がある。単純だけど、これだけで問題が解決するケースも多々あるのも事実だ。

設定に誤りがある

そもそも、リマーケティングの設定で誤っていることも多いので、AdWords、リマーケティング徹底攻略を参考にしていただき、再度設定を見直してみよう。この記事自体はもう1年以上も経ってしまったものだから若干インターフェイスは変わっているけど、大枠ではそれほど変わっていないので躓くことなく、設定が可能なはずだ。

Google アドワーズのリマーケティングが発動しにくい2つのケース

リマーケティングが発動しないケースではなく、リマーケティング リストがある程度溜まっているにも関わらず、思ったよりもインプレッション数が少ない等といったリマーケティングが発動しにくいケースも考えられる。

それらは、以下の2つの要因で解決することが出来るかもしれない。

イメージ広告を利用する

リマーケティングではテキスト広告だけではなく、イメージ広告を利用することでより多くの対象ユーザーに広告を届けることが可能だ。テキスト広告しか利用していないようであれば、イメージ広告しか配信されないように設定されている配信先で訴求することはできない。

より多くの対象ユーザーに広告を届けることが目的であるならば、テキスト広告だけではなく、イメージ広告も登録することで解決することができるだろう。

イメージ広告のすべてのサイズを利用する

上記でも上げたように、イメージ広告を登録することで訴求幅を広げることが可能だ。ただし、配信先は一定のサイズのイメージ広告だけを許容しているわけではなく、サイズはサイトの作りによってさまざまなパターンが考えられる。

可能な限りすべてのサイズのイメージ広告を作成・登録することで、より多くの対象ユーザーへリマーケティングを届けることが可能になるだろう。

尚、イメージ広告のサイズは以下のヘルプより参照することが可能だ。
参照:Google AdWords – イメージ広告のフォーマット

Google アドワーズのリマーケティングが発動しない3つのケース+2/まとめ

ここ数か月でのリマーケティングの広がり方は非常に目に余るものがある。賛否両論のあるリマーケティングだが、一部のビジネス、サービスを除けば、管理画面上のことだけを言えば非常に有効な配信手法なのは間違いない。

ただし、広告は広告と意識された時点で価値や信頼を失ってしまう可能性がある。大事なのはその時、その場所で待ち受けていることだ。フリークエンシーキャップや入札価格、広告文の内容やイメージ広告のクリエイティブにしっかりとしたガイドラインを敷き、その上でリマーケティングをより効果的に利用していこう。

闇雲な全力配信は知らず知らずのうちに、あなたの重要な顧客のパーミションを失っているかもしれない…。

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