プレースメントターゲットの効果が下がる3つの理由


これまでに何度か記載しているように、ディスプレイネットワークで成果を上げ続けるにはプレースメントターゲットを上手に活用する必要があります。プレースメントターゲットってなんぞや?という方々には以前に書き出しているプレースメントターゲット徹底攻略を読んで頂いてから当エントリーに戻ってきていただくのがよろしいかと思います。

そんな非常に便利で活用しておきたい機能であるプレースメントターゲットですが、これまで成果を上げ続けてきたものでも、突拍子もなく成果を上げにくい状況になってしまうこともしばしばあるわけですな。今回はそんなプレースメントターゲットの効果が下がる3つの理由を書き出したいと思います。

  1. 配信先の状況が変わる
  2. 競合の出現
  3. 配信先の都合

配信先の状況が変わる

配信先の状況が変わる、というのはなんだかぼやっとした印象を受けてしまいますが、この要因が一番プレースメントターゲットに影響を与えやすいのではないかなと感じるところがあります。

配信先の状況とは具体的にはアクセス数などがあげられます。どのようなサイトでも検索エンジンからの流入は少なくないでしょう。更にプレースメントターゲットとして指定配信をするような配信先ですから、検索エンジン上では特定のキーワードなどで上位表示されているケースが多々あることと思います。

ということは、その配信先も少なからず検索エンジン上の影響を受けているわけです。そうなりますと、ブラックハットなSEOを行っているサイトなどは検索エンジン上から除外されたり、大きく掲載順位に変動があったりなどし、結果的にアクセス数が減少してしまいメディアとしての機能を果たせなくなっている可能性があります。

勿論、単純にユニークユーザー数が減少しているなんてことも考えられますよね。そうなってしまうとこれまで通り成果を上げ続けることは厳しいかもしれません。配信先の掲載順位などはLICのプレースメントターゲット検索ツールを利用すると一目瞭然です。

これまで●●で1位だったのに見当たらない…!?なんてこともありますよ。

競合の出現

あなたが[良い配信先]と思っている配信先は、競合他社も[良い配信先]と思っている可能性があります。そうなると、配信先の広告枠は限られているわけですから、その中での奪い合いが始まります。広告ランク[入札価格×品質スコア]次第では、これまでの入札価格では掲載されない…なんて自体もしばしば起こり得ますので、重要度の高い配信先は継続的にウォッチしていく必要があります。

尚、ディスプレイネットワークでは品質スコアを確認する術がありませんので、実質的には入札価格で微調整していくことになります。

また、察しの良い方は既にお気づきと思いますが、リマーケティングの影響を受けることだってあるわけです。

配信先の都合

広告主側ではどうにもならない事情もあることを理解しておかなければなりません。

それは、何らかの意図によって広告配信を除外されてしまったり、これまでテキスト広告のみでの配信だったものが、急きょイメージ広告のみの対応となった時などです。配信形態が変更されるリスクも加味すれば、テキスト広告のみではなく、イメージ広告も合わせて登録しておくのが最善となります。

実際に広告配信を除外されてしまっては確認するこちら側だけでは確認する術もない為、諦めるしかないのが現状ですけどもね。

プレースメントターゲットの効果が下がる3つの理由/まとめ

「プレースメントターゲットの効果が下がってるんですが、解決方法はありますか?」という質問をもらったので書き出してみました。効果が下がる理由が分かれば解決方法は明確になります。

簡単ではありますが、プレースメントターゲットについてはなかなか言及する箇所が少ない為、意外と貴重な情報になるのかもしれませんね。

実は他にもいくつか考えられる要素はあるのですが、立証のしようがないものは逃げ道のようになってしまうだけなので書き出しておりません。

プレースメントターゲットは設定してしまうとそのまま放置してしまいがちな代表的な配信方法の1つです。可能な限り頻繁にチューニングしてあげることで、数字の変化に気づくことが可能になりますし、更に成果を上げ続けることが可能な優秀な配信手法です。

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