リマーケティングにコンバージョンオプティマイザーを利用するとどんなデータを参照にして最適化しているのか?

Google アドワーズのリマーケティングはそのまま使うのも良いだろうし、既に何度か記載しているようにユーザーの行動履歴から効率良く使う方法リストを「絞込みする」という視点を取り入れることによって更に成果を出すことが可能だ。

また、その他にも先日記載したような動的リマーケティングを活用するのも手だし、Google アナリティクスリマーケティングによって多くの指標(アクセス解析で出現する直帰率や平均ページビューや滞在時間など)を元にリストをカスタマイズして配信することや、少しイレギュラーだけど異なるドメインへリマーケティングリストを溜めるようにして、リマーケティングをリマーケティングじゃない状態で配信することだって可能だ。このことはあまり知られてはいないけどね。

※例えば、ダイエットのサプリを売っているのであればダイエットメディアを運営しているサイトにリストを溜めてもらうことだってできる。

ただし、リマーケティングキャンペーンにコンバージョンオプティマイザーを利用することだけでもかなり最適化されることは本当にあまり知られていない。

では、リマーケティングキャンペーンにコンバージョンオプティマイザーを利用する場合、どんなデータを参照しているのかを可視化してみよう。

リマーケティングにコンバージョンオプティマイザーを導入した場合に参照するデータとは?

  1. 地域データ
  2. 言語
  3. 時間
  4. ブラウザ
  5. OS
  6. 配信サイトのコンテンツとの関連性
  7. サイト訪問からの経過日数
  8. 直前の検索クエリ
  9. その他多数

これらはこれまで発表されている指標に付け加え、僕自身のネットワークから集めた情報を元にしているので、あくまで参考程度に見て頂ければと前置きしておきますが、「直前の検索クエリ」を見ている点などかはかなり盲点だろうと思う。つまり、コンバージョンオプティマイザーはコンバージョンする可能性が高いユーザーを、これまで溜め込んだコンバージョンの中から導き出し、独自のロジックで最適化していくのだ。

その他にも一覧を見てわかる通り、コンバージョンオプティマイザーは僕らが利用できるデータ以上に深く入り込んだデータを利用してキャンペーンそのものをコンバージョン数の最大化に向けて最適化してくれるGoogle アドワーズの素晴らしいテクノロジーの1つです。

既存のキャンペーンの過去の情報に基づき最適なクリック単価が自動的に計算される点なども、運用者の負担を大きく減らしてくれる機能でもありますし、アカウント自体が雑多にならないという点も見逃せません。

結論:コンバージョンオプティマイザーは使うべき

僕自身の意見で言えば、コンバージョンオプティマイザーはリマーケティングに一番適した機能だと思う。他のキャンペーンでコンバージョンオプティマイザーを利用するのは少し怖い場合も少なからずあるけどね。(検索連動型広告やコンテンツターゲットなどで利用するのは若干勇気がいる…) それに日本人独特だろうけど、コンバージョンオプティマイザーをオンにするだけで自動で最適化してくれるという意味ではサボっている気がしてしまっていかん。

ただし、大規模なアカウントになればなるほど、個々人への作業負担は非常に大きなものになってしまうのだから、ある程度割りきりながらGoogleのテクノロジーとうまく付き合っていくのもこれからのリスティング広告プレイヤーに必要なスキルだと思うのです。

※コンバージョン オプティマイザーの設定や詳細に関してはヘルプを参照していただくのが最善です。
参照:コンバージョン オプティマイザーの設定 – AdWords ヘルプ

※リマーケティングに限らず、コンバージョンオプティマイザーを検索連動型広告やディスプレイネットワークのキャンペーンに利用することでも今回上げたようなデータを参照にしているようです。

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