Google AdWordsの新しいマッチタイプ、Near ExactとNear Phraseがリリースされます。

PPC広告のキーワードマッチは日々進化を遂げています。今回のGoogle AdWordsの新しいマッチタイプ、Near ExactとNear Phraseが5月中旬にリリース予定です。尚、これらは完全一致とフレーズ一致の機能向上の一環です。

では、Near ExactとNear Phraseについてヘルプを覗いてみましょう。

ユーザーが製品やサービスを検索するとき、検索クエリを常に正しく入力するとは限りません。5月中旬から完全一致とフレーズ一致の機能が向上し、誤字や単語のつづりを間違えるなど、ユーザーがキーワードの類似パターンで検索した場合でもお客様の広告が掲載されるようになります。つづり間違いの他に、表記のゆれ(例:「振り込み」と「振込」)、略語、英単語ではさらに単数/複数の違い、語形の変化(例:「floor」と「flooring」)、頭文字などの短縮形、アクセント付き文字も類似パターンとみなされます。


簡単に”モンスターハンター”で解説すれば、これまでにも多かった打ち間違い(モン半)や表記ゆれ(monhan)、略語(モンハン ※あくまで可能性)、英語表記であれば複数形(credit cardとcredit cards)などと類似パターンとして認識し、広告を表示できるようになります。


※”引っ越し”と”引越”では検索ボリュームが異なりますよね。

多くの広告主はこういった表記ゆれやつづり間違いなど全てを網羅できていません。その為、今回のNear ExactとNear Phraseがリリースされることは非常に良い機能向上の1つだと思われます。

尚、これまで通りの完全一致やフレーズ一致を引き続き利用したいというユーザーの為に、[類似パターンを含めない]という選択肢も用意されているので、Google AdWordsを日ごろから活用しているユーザーにとっても決してマイナスではありません。

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品質スコアやFirst Page Bidの見積もりでは、類似パターンではなく、設定した正確なキーワードが使用されるため安心です。

使い方や詳細方法はヘルプからどうぞ。

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Yahoo!リスティング広告でも機能上は同様の仕様となりますが、選択肢はなく、強制的に導入されるようです。
詳細:スポンサードサーチ 機能改善のお知らせ

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