リスティング広告は運用額によって担当者のスキルを評価するべきではない理由
6月16日(土)、ウェブ解析×リスティング広告成功の鉄則セミナーで札幌に行ってきましたよ。いやぁ、梅雨が無いっていいですね(違) 2012年に入ってから毎月継続している出前セミナーはその都度多くの学びが個人的にもあるのですけれども、今回も本当に多くの出会いと学びがありましたので少し書いておきます。
当日はキャンセルもほとんどなく、集中しながら熱心に聞いて下っている印象が強く、かといってかしこまり過ぎず、懇親会ではぐいぐい食い込んだ質問も頂いたりと、比較的フランクな形で過ごせたのも非常に嬉しかったし楽しかった。
そんな中で本当に多くの質問を頂いたんですけども、今回強く感じたことは運用額のコンプレックスとも言えるべきもの。これ、実は全国さまざまな箇所で聞かれることが多くあります。
表題通り言い切りますけど、リスティング広告は運用額によって担当者のスキルを評価するべきではないと僕は思っています。確かに「月額数千万円の広告予算を回している」などと聞いたりすると単純にすごいな!とか、どんな状況なんだろうな?などという感情は生まれるモノです。特にスタートラインに立ったばかりのプレイヤーやWeb制作会社内で小規模のリスティング広告を回している担当者さんの目には眩しく見えることもあるのかもしれません。
ただし、スキルだけに限って言えば”額”じゃないんですよね。
僕が考える本当にすごいプレイヤーというのは数千万円の予算を一人で回している人ではなく、月額10~30万円などの予算で始まったアカウントに対して、創意工夫を繰り返し、クライアントの売上を継続的に上げ続け、結果的に予算を月額数百万円などまで引き上げたりなどが出来るプレイヤーではないかなと思います。
勿論、多くの予算を扱えるということはそれなりの交渉術や論理的思考も重要になってくるというのは認めざるおえませんが、それが担当者のスキルとイコールではないということは理解しておいた方がいいでしょう。「どういった経緯でそれ相応の予算になり、扱うことになったのか?」、つまりプロセスを見極めなければ、運用額によって担当者のスキルを評価するべきではないのです。特に営業とプレイヤーが分断されている企業などでは尚更です。
更に、誤解を恐れずに言えば、僕は人間というものは制限がある方が思考や工夫を繰り返し、更なる高みを目指し続けることができるものだと思っています。その為、ある程度の制限がある方が成長段階に置いては良い環境であると感じています。
仮に運用額などでコンプレックスを抱いている方々がいらっしゃるようであれば、そんなことは気にしなくてよいのです。あなたは今のクライアントの売上を上げる為に創意工夫を凝らし、それを継続し続ける事こそが、更なる高みへの近道になるはずです。
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2012年の出前セミナーの日程はこちらで確認できます。
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