Google アドワーズにおけるスマートフォンリスティング広告のルールが変わります。

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みなさんお元気ですか?僕は元気です。

人生に多くても3回しか無いというチャンスの1回目を翌月に控えている僕ですが、今年の全国ツアーも終盤を迎えつつあり、やっと落ち着きだしたところですがまだまだ記事を書いたりは遅れております。んまぁ、リスティング広告系のブログはどんどん増えていますから、もう古参が細かいことを書かなくてもいいよね的な感じはあるんですが、大事なところや他の人では言えない部分はちょっとずつ書いていく予定です。

先日、既にご覧になった方も多いかと思いますが、Googleの公式ブログにて「スマートフォンの検索連動型広告の表示方法が変更になる」という大きな変更がリリースされました。

参考:モバイル検索広告の表示方法が変更になります

これは要約すると、以下の3点に集約されます。

  1. 広告文の見出し(タイトル)や広告文の1行目(広告文1)に大事な文章を盛り込みなさい
  2. 商材に関連するすべての広告表示オプション(エクステンション)をマストで有効にしなさい
  3. ルールが変わったことを理解し、対応しなさい

これだけで全てを理解できる方はここで離脱して頂いて結構です。ただし、これだけでは納得出来ない人もいるでしょうから、僕がわかる範囲で解説していきますね。

広告文の見出し(タイトル)や広告文の1行目(広告文1)に大事な文章を盛り込みなさい

2014年10月15日より、広告文の2行目(広告文2)に代わって、広告表示オプションで設定した情報が表示されるようになります。その為、対象とする商材やサービスの本当に大事なことやちゃんと伝えたいことは広告文の見出し(タイトル)や広告文の1行目(広告文1)に盛り込みなさいということです。尚、広告文2行目は、掲載結果予測の良し悪しに従って、表示される場合とされない場合があります。

「せっかく考えた俺のグレイトな広告文を省略するな」、「広告文とランディングページが1つのストーリーになっているのだからこれは困る」などソーシャル上の反応ではこれを若干ネガティブに受け止めた方が多かった印象があります。実際にうちの周りでもこれに近い声が聞こえて来ましたが、正直論点がずれています。

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本当にユーザーは広告文を読んでいると断言できますか?

勿論、「広告文なんて読んでないよ!」と断言できるものではありませんが、これまでの経験から、そして今回のGoogleの決断から、ユーザーは必ずしも広告文を読んでいるわけではないと判断することが出来ると僕は思います。それが広告の枠が限られているスマートフォンでは尚更の話です。

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更に言えば、実はこれらの実験はだいぶ前から行われているんですね。

データを考慮するGoogleが大胆に舵を切ったということは、そのほうがCTR(クリック率)があがる(CTRが上がるということは関連性が高い→検索ユーザが求めている情報である→広告主の収益につながる)という判断をしたということにほかなりません。

つまり、大事なのはタイトルや広告文の1行目なんだ、広告表示オプションなんだ、とGoogleが言っているのですよ。というわけなので、広告文の見出し(タイトル)や広告文の1行目(広告文1)に大事な文章を盛り込みましょう。

商材に関連するすべての広告表示オプションを有効にしなさい

2013年10月に広告掲載順位を決定する要素である広告ランクの算出方法に広告表示オプションが加味されるようになりました。

参考:Google アドワーズの広告掲載順位を決定する要素である広告ランクの算出方法に広告表示オプションが加味されるようになります。

広告表示オプションの代表的な機能は、商品やサービスの特長を表示できるコールアウト表示オプション、店舗の所在地に関する情報を提供できる住所表示オプション、販売や宣伝ページなどウェブサイトの関連ページにユーザーを誘導できるサイトリンク表示オプションなどですが、それに限りません。

参照:広告表示オプションで広告に追加情報を表示する

商材やサービスにあった広告表示オプションを設定することでCTRが改善される、その結果として広告ランクの向上が見込めます。勿論、利用する利用しないはプレイヤーの判断に委ねられる部分が大きいですが、広告ランクの試算における広告表示オプションの影響は減点方式ではなく加点方式になりますから、広告表示オプションをオプトアウトする、つまり利用しないと判断するのであればそれ相応のリスクを背負うことになるということを理解しなければいけません。

ルールが変わったことを理解し、対応しなさい

今回のGoogle アドワーズにおけるスマートフォンリスティング広告の仕様変更は、ゲームで言うところのルールが変わったということです。僕たちリスティング広告プレイヤー、Google アドワーズのプレイヤーは限られた土俵の上で相撲を取っている状態に近しいということを理解しましょう。ルールを決めるのはベンダーであり、それに従うのがプレイヤーの宿命であるとするのであれば、今回のルール変更の中でアイディアを絞る必要があるのです。

まとめ

デバイスがマルチプルになり、ユーザーのロケーションやコンテキストが以前よりもより明確になってきた現代において、今回のGoogle アドワーズにおけるスマートフォンリスティング広告のルールの変更は必然とも言えるでしょう。

常に改善が繰り返されるのは世の常です。過去に縋り付き、引きずられることの無いようにしていきたいですね。

※今回のルールの変更に限らず、本質的な視点でリスティング広告に取り組んでいきたいと考えている方がいれば、是非一緒に働きませんか?僕たちは柔軟な発想でリスティング広告の価値を最大限に高める仕事をしています。

参考:自由に働ける環境でリスティング広告経験者を募集!
参考:トップレベルのリスティング広告プレイヤーになりたい方募集!

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