AdWords Expressとは、一言で言えば、店舗型のビジネスなどのローカルビジネスを支えるGoogle AdWordsの簡易的な仕組みです。AdWords Expressを利用すれば僅か数分でGoogle検索上やGoogleマップ上での検索時にあなたの店舗の広告を配信することが可能になります。

実際にこちらでも設定してみて分かったことは、あまりに簡単すぎるということ。あなたが既にGoogle プレイスへ登録済であるのであれば、僅か数クリックで広告配信できてしまいます。


まずはAdWords Express(http://adwords.google.co.jp/express/)へログインします。既にGoogle プレイスのアカウントがあるようであれば、上図のように複数のアカウントが一覧で現れます。広告を作成したいアカウントの①[作成]を選択します。

尚、Google プレイスのアカウントが無い場合は、ログイン後、最下部にあった[新しいお店やサービスを追加]をクリックすれば、上図のようにGoogle プレイスを同時に作成できます。必要事項を入力したら[保存]。

②ビジネスのカテゴリーをプルダウンで選択し、広告文を作成します。すると⑤には広告文のプレビューが表示されます。

③[広告クリック後の動作を選択]します。ここでは「自分のウェブサイト・プレイスページ・Google + ページ」の3種類のリンク先を設定できます。

④予算を選択しますが、まぁ初めは推奨を選択するのが良いかと思いますよ。

選択が終われば⑥[保存]。なんと、たったこれだけでAdWords Expressの設定は終了で、数分後には広告が配信されていきます。勿論、これまでにGoogle AdWordsを利用したことが無い方などは支払情報などを入力する必要はあるでしょうけども、それにしても簡単ですね。

ただ、あまりにも簡単すぎて不安です。そんな方のためにAdWords Expressではどのような設定になって配信されるのか、設定の詳細をGoogle AdWordsの管理画面から見ることが可能です。

Google AdWordsにログインすれば、設定を見ることができます。そのキーワード入れちゃうのか、という突っ込みはいくらでも出てくるかもしれませんが、これが徐々にでも進化していくのであれば非常に便利な未来が待っているのかもしれませんね。

念のためにお伝えすると、配信地域とか結構秀逸です。僕の場合はターゲット地域が対象店舗から半径 5.0キロメートル以内などで設定されている為、あながちBIGキーワードなどでも良いかもしれないですね。

ただし、このGoogle AdWordsの管理画面から細かな修正は行えません。代表的な例をお伝えすると、キーワードの削除・一時停止・追加・入札価格の変更、除外キーワードの追加などは行えませんし、広告文の変更もAdWords Express管理画面からでないと不可能です。つまり、Google AdWordsの管理画面からできる事はほぼありません。

つまるところ、広告は手離れして本業に専念してくださいということでしょうね。

尚、AdWords Expressの配信レポートは管理画面からみることができます。

AdWords Expressの始め方/まとめ

突っ込みどころは多々あるものの、この機能が進化していくとなれば非常に可能性のあるものになっていくのではないかと思います。このあたりってリスティング広告の自動入札ツールと似ているかもしれません。

例えば、スキルのある人間がリスティング広告を管理すればそれ以上の成果を出すことはできるけど、80%程度のパフォーマンスを継続的に上げ続けることができるのであれば、手離れして良いといった形でしょうか。

Google AdWords初心者の方々には便利な機能なのは間違いないでしょうね。こういったものをきっかけにして、本格的にリスティング広告に取り組もうという流れができることは歓迎です。

AdWords Express ヘルプセンターも参考にしてください。

以下のスライドも詳しく記載されていて参考になります。
AdWords Express密かにサービス開始実店舗誘導に

ただし、店舗型ビジネスに関わっていて、少し時間がありきっちりと集客したいという方には、以下の記事をお薦めします。

1. 店舗型ビジネスのリスティング広告集客術、コンプリート版
2. Googleプレイスに無料で店舗を登録する方法ガイド | Web担当者Forum
3. Yahoo!ロコ プレイスに無料で店舗を登録する方法ガイド | Web担当者Forum

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