ランディングページでグーグルスラップに対処する方法

なにかと話題のグーグルスラップ(Google Slap)ですが、この記事ではグーグルスラップを完全に対処できる方法ではなく、限りなくグーグルスラップを避けることができる方法をご紹介します。

昨日の7.14アクセス解析イニシアチブ ワークショップ内容の記事の中で書いていたので問い合わせがありましたので記載します。

まず、ランディングページでグーグルスラップになりやすいものを書き出して見ます。

グーグルスラップになりやすいランディングページ

  1. 画像ばかりでテキストが少ないランディングページ
  2. 情報商材系のサイト作りをしているランディングページ
  3. ページボリュームが少ないランディングページ

画像ばかりでテキストが少ないランディングページ:解説

アドワーズはリンク先URLの中身を読み込み、入稿したキーワードとランディングページがマッチングしているか?を判断します。画像ばかりでは評価が低いので、できる限りテキストでの情報量が必要です。

極端な話『ニューヨーク 航空券』というキーワードで広告を出稿したいのであれば、最低限『ニューヨーク 航空券』というテキストはランディングページに用意したほうがよいでしょう。

ただここで勘違いしてほしくないのは、必ずしも『ニューヨーク 航空券』というキーワードを盛り込まなくてはいけないのか?という問いにはNOです。アドワーズはリンク先URLの中身にある『関連性』を読み込んでます。『ニューヨーク 航空券』であれば、『アメリカ 旅行』なども関連性としては濃いと言えます。
 

情報商材系のサイト作りをしているランディングページ:解説

よく見かける縦長のつくりで永遠と似た文章の繰り返しのつくり。コンテンツが多そうに見えて実は全く多くないランディングページは、いくらテキストが豊富であってもアドワーズに嫌われます。いわゆる『情報商材系のサイト作り』はすでに通用させるのが難しくなってきているので、たとえ商材が情報商材であってもそれをネットショップのような構造として見せることが重要なんですね。

ページボリュームが少ないランディングページ:解説

先ほど『アドワーズはリンク先URLを読み込んでいる』と書きましたが、こちらも同様です。ペラ一枚のランディングページというのはサイトとしても価値が低いので、必然的に広告は制限されてしまうわけです。

ペラ一枚のランディングページでリスティング広告を出稿した場合、非常にグーグルスラップになりやすいですのでページボリュームを増やすことをお奨めします。商品詳細、値段、お客様の声、特定商取引などがあればそれだけで5ページくらいになります。

ランディングページでグーグルスラップに対処する方法:まとめ

ランディングページではユーザーに訴求するようなビジュアルが必要不可欠ですが、ビジュアルに頼りすぎていて重要なコンテンツがない場合はアドワーズから『不適切なランディングページ』としてペナルティを受けてしまう可能性があるので、ランディングページであっても一つのコンテンツとして成り立つほどのテキストボリュームやページ数は欲しいですね。

またビジュアルに頼りすぎてページの読み込み時間が長くなりすぎる場合は改善をしたほうがいいでしょう。

ランディングページのドメインについて

自社サイトと切り分けて考える方も多いので別ドメインで作成する方も多いですが、できれば自社サイトの一つのコンテンツとしてランディングページを取り組むことでページボリュームは改善されますので、下記URLのような構造が一番お奨め。

・自社サイト:URL
http://example.com/

・ランディングページ:URL
http://example.com/lpo-service/

尚、同ドメインでリスティング広告の出稿は1つしかできないので、様々な広告を打ちたい方は少々注意が必要です。

グーグルスラップ(Google Slap)とは?

アドワーズ広告を出稿している際に起こりうる現象で、クリック単価が異常なほど急騰してしまうという現象です。グーグルスラップは『ユーザーに有益でない情報』とグーグルが判断した場合に起こることが多いようです。

googleslap

ちゃんとしたサイトを、ちゃんとしたキーワードで広告出稿するのが一番最適なグーグルスラップ対処法です。

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