リスティング広告を自社で運用する7つのメリット

僕の仕事の一部がSEM(リスティング広告代行)でありながら、出来る限りリスティング広告は自社で行うこと推奨してます。それらにはかなりのメリットがあるので書き出してみようと思います。

リスティング広告を自社で運用するメリット

1)、キーワードに強くなれる

リスティング広告の運用に欠かせないのがキーワード選びですね。実はこのキーワード選び、中々『センス』が必要な作業です。商材ごとに訴求できるキーワードは異なるので頭を柔らかくすることで『違った目線』で物事を見れるようになります。これはビジネスにおいて凄く重要。

ある程度慣れてくると商材を見た時点で『パッ』と浮かんでくるようになるので、そうなれば1人前ですね。

2)、文章力が強くなる

広告文のA/Bテストなんかを繰り返すうちに、反応がいい言葉使いが分かってきます。勿論体感で分かってくる部分もありますが、やはり数字で反応率が残るとその感覚は体に染み付きやすいですね。慣れてくるとランディングページのコピーライティングも難なく出来るようになってきますよ。こうなればもうただの広告屋ではなくなりますね。
※ちなみにビジネスメールの作り方などにも役に立ちます。

3)、LPO(ランディングページ最適化)に強くなる

2でも述べたように、LPO(ランディングページ最適化)に強くなります。商品を訴求するためのキーワードチョイス、それに担った広告文でクリックをさせようと努力する。あとはランディングページの訴求力次第でコンバージョンが発生する。クリックしてくれたユーザーがコンバージョンに至らないのはランディングページに問題がある場合が大多数です。

そうなると担当者なりにコンバージョンに至らない理由を考えます。ランディングページに『この見出しを入れて欲しい』『こういう画像を追加してほしい』等をリスティング広告の担当者が言ってきたらそれは成長している証です。

こんな形で検索ユーザー目線でLPO(ランディングページ最適化)を考えることができる担当者は非常に貴重です。一般的なWebデザイナーがマーケティング目線を持って自主的に製作を行ってくれるなんてことは皆無に近いので、そんなWebディレクターがいれば鬼に金棒ってやつですね。(Webデザイナーに御幣がありましたら申し訳ありません)

※大手代理店に運用を任せた場合、自社の営業を目的とした場合以外でそこまで口出しをしてくることは滅多にありません。

4)、SEOのキーワード選びに強くなる

リスティング広告を運用しているとひたすらキーワードに強くなっていきます。競合他社の掲載調査からどんなキーワードだとコンバージョンが取り易いのか?だとかどんなキーワードは競合が少ない?だとか。

これらが分かってくると意外なキーワードではSEO対策されていない、いわゆる【穴】のキーワードも見つけ出すことができるようになり、SEOのキーワード選びに強くなります。
※結果的にSEOにも強くなるともいえますね。

5)、商材の『売れる理由』『売れない理由』が大体わかる

色んな商材を扱ってくると、様々なランディングページと向き合うことになり、『売れる仕組み』というのが徐々に分かってきます。どれだけかっこよくても売れないランディングページもあるし、どれだけダサくても売れるランディングページもあります。
そういった目が養われると、自社のランディングページ作成時にはかなり役に立ちますね。

6)、費用対効果、収益率などの目線から物事を判断できるようになる

リスティング広告で一番重要なのは費用対効果があっているかどうかです。商材の利益率だったり広告の費用対効果を考え、CPA(顧客獲得単価)をいくらに設定すればビジネスとして成り立つのか?を考えなければいけません。

すると、最初のユーザーアクションからの導線を考え、リピート率を考慮し、別のアクションを用意して更に収益性を改善していかなくてはならなかったりと、いつのまにかコンサルティングみたいになってしまうことが多いわけです。。。
※ここの住み分けが難しいですね。『どこまで突っ込んでいいのか?』は僕の課題でもあります。

7)、視野が広がる

すでにリスティング広告を自社で運用するメリットを6つほどお伝えしてますが、一番のメリットだと思うのは『視野が広がる』という部分です。リスティング広告はインターネットマーケティングの中のほんの1部でしかありません。

1つの商材を担当するに当たって、どんな媒体が向いているのか?どんな売り方をしたらいいのか?これらが直感的に分かるようになるというのが、リスティング広告を自社で運用する中での最大のメリットではないでしょうか?

いかがでしたでしょうか?リスティング広告担当者を自社に1人おくことでこれだけのメリットがあります。目には見えない『感覚』や『直感』、『思考』などのメリットが多いですが、目には見えないものほど『付加価値』を生むものです。

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