リスティング広告と他の広告を分けて考えるべきだって話

最近はリスティング広告に限らずマーケティング&技術営業的な動きが強くなってきている僕ではありますが、ちょっと考え方が偏りすぎている方々が増えてきていてあぶないなぁ~と思い、記事に仕立ててみます。

先日、新しいクライアントと話をしたときの話なのですがその方が物凄くリスティング広告に詳しい方で、かなり有意義にお話をさせていただいたんですけれど、その時の話題になったのが『リスティング広告費』と『他の広告』の予算取りをしっかりと分けなきゃ駄目なんだってお話でした。
 

何故リスティング広告と他の広告を分けるのか?

様々な広告で費用対効果を測っている方々には周知の事実ですが、リスティング広告の費用対効果は他の媒体に比べ、おかしいほど素晴らしいものが多いです。

※施行者の個人差はありますが…。

それに比べ他の広告の費用対効果はいいものでもリスティング広告の1.5倍だったり、平均すると2倍ちかくあったりする場合が比較的多いのが印象的ですね。※勿論媒体によって様々です。

そうなってくるとクライアントのほとんどが陥るのが『リスティング広告以外広告を出稿しない』という現象です。これ、今物凄く増えています。SEMを生業とする僕がいうのもおかしな話ですが、この考えは物凄く危ないというか、勿体無いです。

リスティング広告以外広告を出稿しないのが何故勿体無いのか?

以前から記事にしている通りリスティング広告自体はFWであると。でもそのFWはパスがやってこないと決められないわけで、他から降ってくるパスをまっているだけではなくて、自社でそのパスもあげれるようにならないとネクストフェーズはやってこないんだ!ってお話なんですよね。だからこそ、リスティング広告と他の広告は分けて考えないと、FWばっかりになってしまう。

特にリスティング広告やLPOに力を入れている会社で儲かっている所に限ってそういう現象が多いです。だから徐々に売上はあがるんだけど、ネクストフェーズが中々やってこない。だったら一歩踏み出しちゃえばいいじゃない!それがバナー広告でもアフィリエイトでもいいんじゃない!はじめないことには何がいいのかなんて誰もわからないんだから。

リスティング広告費を月額いくら?と決めてしまうリスク

だからって月10万円だけリスティング広告を撃ちます。ってのも可笑しな話で、折角需要っていうパスがあがっている月末に月10万円の予算を既に消化してしまったが故に、なんでFWを配置しないのか。後は頭で合わせるだけのイージーパスがあがっているのに、FWを配置しない…。こんな方々もやはり多い…。費用対効果が合っていれば出し惜しみ無くそこには予算を投下するべきです。

SEMマスターの見解

コンサル的な立場で物を言えば

  1. リスティング広告は費用対効果をみて臨機応変に。
  2. 他の広告はある程度の料金が決まっているので、月額ででも予め決められた予算内で振り分ける。

というのが一番理想的なスタイルだと思いますし、実際にそういうスタイルを取られているクライアントの業績は右肩上がりです。リスティング広告を月額で区切ってしまって、月末は停止されている方がいたら、今一度考え直してみてはいかがでしょう?

現に決算後で予算取りをしている4月上旬などはライバルが少なく、キーワード広告大当たり期間でした。

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