リスティング広告はキーワードが多いほど良いって本当?

『今現在施策を行っているリスティング広告のキーワード数って何個くらいですか?』という質問をよく受けますが、重要なのは数じゃないんだけどなぁと僕は思ってます。
 

リスティング広告はキーワードが多いほど良いという嘘

リスティング広告のキーワードは多いほうが効果的であると巷では噂されていますが、実際担当者レベルで話していると実はそんなことは全然なく、8割以上のコンバージョンを取ってくるキーワードは最初に目星をつけた主要キーワードだったりします。そして10000語ほど登録しても実際にインプレッション数があるキーワードは5000個にも満たないなんてことは日常茶飯事だったりもします。

それらを考えると、『リスティング広告はキーワードが多いほど良い』というのは間違った思考で、『どれだけ主要キーワードの枠を広げていけるか?』が一番重要です。

リスティング広告の主要キーワードの広げ方

株系の商材であれば『株』は『投資』にも置き換えられ、『資産運用』などにも置き換えが可能です。これらは主要ワードのカテゴリーに属します。

無駄なキーワードの例も挙げてみましょう。

株系の商材であれば『FX』『為替』『先物取引』等になります。『FX』と検索をかけるユーザーは『FX』の商材や情報をさがしており、『株』は探していません。しかしながら極稀に(いや、日常的に)こういったキーワードでコンバージョンが発生する場合も多いです。その為、これらの主要キーワードでないものにも過剰に反応するようになってしまうわけですね。

僕がこの記事でお話したいのは、『FX』を入稿するな!ではなく、予算があるなら『FX』にも入稿してもいいですけど、過大評価は禁物ですということです。実際に『FX』でコンバージョンが稼げた場合、そのユーザーの質があまり良くない可能性が非常に高いのはリスティング広告代理店にはあまり知られていないようです。

※物販などなら『売り切り』の商品なのでそれでありなのかもしれないですが…。『講座』や『お問い合わせ』をコンバージョンと定義している場合は、本当のコンバージョンはその後である場合が多いです。

リスティング広告の代理店の目的は?

リスティング広告の代理店は””コンバージョンを稼ぐ””のが目的であり、””ユーザーの質をあげる””ことまで気にしてませんから、出来るだけリスティング広告は自社で運用するようにした方がよさそうです。それか””ユーザーの質をあげる””ことまで気にして設定してくれるリスティング広告代理店を探すことが重要です。

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