視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる ウジトモコ 感想
前書、視覚マーケティングのススメが物凄くよかったウジトモコ氏の本が出ていたので購入して早速読んで見ましたが、この本、かなりやばいです。デザイナーに限らず、マーケターやそれ以外の人にも是非読んで頂きたい良書です。
デザインをマーケティングのツールにする
こういった思考でデザインに取り組んでいるデザイナーが回りに何人いるか…。デザインをただの見栄え、かっこよさだけで済ませるのではなく、マーケティングのツールとして活用するんだというウジトモコ氏なりのロジックは物凄く興味深く、読んでいる側としては引き込まれていくばかりでした。
上手な見せ方で、相手から好きになってもらう
人はモノを見るとき、周りにある環境や、そのモノのおかれている状況を見て、モノについて判断しています。例えばある商品が目の前に置かれていたとすると、人はその商品そのものではなく、「どこの会社が作っているのか」、「いつから売っているのか」、「誰が買っているのか」、「どのようなパッケージの色か」さまざまな周辺の情報を元に判断しています。
要約するとデッサンを学ぶときには「光を描きたければ、影を描け」ということだそうです。うん、なるほど。
そしてもう一つは水戸黄門。助さんと角さんが横にいて印籠があるからだれでも黄門様だとわかると。強い印象は、伝えようとしなくとも勝手に伝わるんだそうです。たしかに あーーーー! という印象を受けますよね。こういう思考を具体的に本の内容として落とし込んでいるのはやはり面白いなぁと思いました。
こういった思考や発想はそのままWebに引用できますよね。見せ方の極意というかWeb制作やLPOの際にはこういった思考を持って施策に望むと中々面白い結果になるんではないかな?と僕自身も物凄く感心させられました。
視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる ウジトモコ 感想:まとめ
この本は非常に興味深く前半は目から鱗です。後半はブログデザイン勉強会の具体的な内容なので、「こんなことやってるんだ~」という印象。これは個人的にも物凄く参加したかったです…。こういった実践の内容の後半は、Webリニューアルのときなんかにはまるっきり当てはまると思います。
おかげで読み終えた後の本の状態はこんなかんじ
個人的に一番印象を受けた言葉がこれ
コンテンツ(文章)だけで取れる層と、デザインをよくすることで取れる層がある
はい、目から鱗です。デザイン関係の本って色々あるけど、こういったマーケティング視点をもったデザインの本って中々ないのでお薦めです。
インプレスジャパン
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