ゲーム理論 (図解雑学) 渡辺隆裕 感想

ゲーム理論
最近、リスティング広告やSEMというよりもめっきりアクセス解析色が強くなっている私に、『そういう分野が好きならこの本の良さが解かるはず』とお薦め頂いたのがこのゲーム理論でした。

そこでまずは【ゲーム理論とは何ぞや?】という方の為に下記をご覧下さい。

ゲーム理論とは?Yahooより
利害の対立する事態にある集団の行動を数学的にとらえる理論。ゲームにおけるプレーヤーの行動様式をモデルにしたもので、経済現象の分析や軍事的シミュレーションなどに応用される。
〔補説〕 1940 年代、数学者のフォンノイマン(J. von Neumann)と経済学者のモルゲンシュテルン(O. Morgenstern)によって創始

要約すると、【相手の出方によって対処する最善の方法を数字的に導き出す手法】???といった印象でしょうか。ちょっと要約できていませんねw

ゲーム理論 (図解雑学) 渡辺隆裕 感想

この本はちょっとレバレッジメモが書きにくいですが簡潔に書き出します。

相手の出方次第でこちら側がどのように動くと正解なのか?またゲームの戦略は様々あり、自分の動きをコミットメントすることにより、自分側に有利に働きだすような場合も多々ある。

また全プレーヤーが「他のプレーヤーの戦略を前提とした場合に、自分が最適な戦略をとっている」状態のナッシュ均衡のになった場合の考え方や姿勢などは、通常の営業や家賃交渉なんか場合には非常に役に立ちますね。

これらがWebに何か関係あるのか?となるかもしれませんが、個人的にはアクセス解析を使ってWebをリニューアルする際などには応用が効くものだと感じました。またSEMに関しても基本はキーワードごとのポテンシャルをアクセス解析で担っているので、それらの入札価格の調整の際に「ゲーム理論」的な考え方ができると有利だと思います。

それから下記は本書より引用していますが良い言葉。

身の回りの様々な現象を「ゲーム」として捉えることは、相手の出方を冷静に考えるという戦略的な思考を明確にするために役立ちます。

SEM/SEO、アクセス解析などのかかわらず、一つの知恵として「ゲーム理論」的な考え方は役に立ちます。この本であれば「ゲーム理論」の中でも大分ライトな方だと思うので、中々お薦めできる入門書ではないかと思います。

ゲーム理論 (図解雑学)
ゲーム理論 (図解雑学)
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渡辺 隆裕
ナツメ社
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おすすめ度の平均: 3.5

1 ゲーム理論 の本じゃないよね
4 推奨
4 入門としては最適
3 意外と良かった。
3 少し物足りなかった

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