売上と集客が確実にアップする 儲かるキーワード広告の使い方 竹内 謙礼 ~感想~

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竹内 謙礼さんという方がWeb担当者に書かれた記事の「毛ガニ大脱走」が面白かったので少々期待して購入。この「毛ガニ大脱走」の発想は僕にはありませんでしたw

題名は”付けられた題名”だということを理解しながらキーワード広告まわりの本だったので早速読んでみました。

売上と集客が確実にアップする 儲かるキーワード広告の使い方:感想

内容的にリスティング広告を行ったことがない方でも比較的入りやすい内容で、初心者向けに仕上がっていますが、広告文の作り方や考え方なんかは今までのSEM関連の本には書かれていない、現場レベルの話が書かれているのでうなずく部分が随所にありました。

特にキーワード広告に必要な5つの能力という記載は非常に同感。

  • 経営能力
  • マーケティング能力
  • クリエイティブ能力
  • エンジニア能力
  • ルーチン能力

これは僕自身もクライアントに話すことが多いんですが、経営能力がない人はリスティング広告を上手に回すことができない。ライフタイムバリューの話だったりも絡んできますが、そういったことなんかも相対的な目線で判断できないといけないのがリスティング広告だと思います。

それから最近痛感するのがルーチン能力の必要性ですね。キーワードをグルーピングして数万にも上るキーワードなんかをしっかりと作成&入力するルーチン能力は必須です。

また、本書内で広告文1つの良し悪しを判断するには800回前後のクリックは必要だと記載されていますが、さすがにそれは同調できませんでしたw

ともあれ、この本は広告文の作成方法という目線であれば非常に学ぶことが多い本だと思います。具体的な入札単価の調整や思考なんかはあまり強く書かれてはいませんが、本書に書いてあることを学ぶことで、一つの指標にはなると思います。

リスティング広告やアクセス解析は人のやり方を学ぶ、知ることで新しい道が開けることが非常に多いので自分のやり方と合わせて新しい手法を編み出すことをお勧めします。

Amazonの書評がかなり過剰になってますがw 個人的には少しリスティング広告を理解してきた方々なんかにお薦めできる本だと思います。

売上と集客が確実にアップする 儲かるキーワード広告の使い方
竹内 謙礼
日本実業出版社
売り上げランキング: 389
おすすめ度の平均: 4.0

3 悪い本ではないが…
5 良書
5 価格以上の価値のある書籍です
4 マーケの王道をキーワード広告向けに展開した本

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