リスティング広告の威力と限界

リスティング広告まわりの仕事をメインでお手伝いすることが非常に多い仕事ながら、リスティング広告に限界があるとは正直言いたくないですが、題名の通りリスティング広告には限界があり、そういった話をする機会も増えてきました。

リスティング広告の威力

リスティング広告は”検索”という需要を持ったユーザーが起こした”行動”に訴求する広告です。その”需要を持った行動”に直下して現れるリスティング広告は総じて他の広告媒体よりも費用対効果が良いのは周知の事実。

だからこそ、そのリスティング広告を最適化できるところまで最適化することは非常に重要です。

ただ、この費用対効果の良さに魅せられてそれ以外の広告や施策を行わない方が多いのも事実。それらは以前も記事にしておりますので、こちらでも確認してください。
参考記事:SEM/SEOは集客ツールの一つに過ぎない

リスティング広告の限界

上記でも述べたように、すでに”需要を持った行動”を起こしているユーザーはその商品を知っていたり、そういったカテゴリーの商品がほしいと思っているのです。では、需要を持っていないユーザーに訴求することができるのか?と言えば、品質スコアなどの関係で、的確に表示させることは非常に難しいのが現実です。

これらのことを考えると、市場に出回っている需要を刈り取るのに適した広告が、リスティング広告ではないでしょうか。

Google AdWordsは限界を作らない

皆さんもご存じのように、Google AdWordsは”需要”をもっているユーザー以外にも訴求できる広告媒体があります。コンテンツターゲットやプレースメントターゲットがそれに値します。

特にコンテンツターゲットやプレースメントターゲットは、キーワードを広告グループごとに指定して、関連性に合わせて広告の配信が可能です。たとえば、保湿成分たっぷりの商品の広告を訴求したい場合は乾燥肌のお悩みサイトに広告を配信することで、クリック率が高まり新しい需要を開拓できるでしょう。

勿論、イチローの情報を調べてる野球少年にグローブを訴求するだけでなく、「野球よりサッカーのほうが良いよ?」という広告だって出すことが可能です。

Yahoo!のインタレストマッチも行動ターゲティングを兼ね備えた広告媒体ですが、広告配信を制御はできるものの、掲載結果先などを見れない分、曖昧な部分は非常に多く、Google AdWordsのコンテンツターゲットの制度には未だに勝てそうにはありませんね。ただこれからが非常に楽しみな広告媒体の一つです。

リスティング広告の威力と限界:まとめ

検索連動型広告だけでなく、コンテンツ型の広告も利用することでさまざまなユーザーへの訴求が可能になりますが、それでもやはり物足りない部分は出てきます。

そんな時はリスティング広告の費用対効果と比較することなく、他の広告媒体をどんどん利用していきましょう。アフィリエイト、CMサイト、純広告など訴求幅を広げることで、新しいビジネスの境地が見えてきます。

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