第2回 リスティング広告とアクセス解析セミナーへ行ってきた

GoogleAdWords
先日、飯田橋で行われたアクセス解析イニシアチブ主催の第2回 リスティングとアクセス解析セミナーへ行ってきました。

第1回のリスティング広告とアクセス解析セミナーは私とビービットの中島さんが担当したセミナーになります。

今回はGoogleAdWordsの水谷さんとGoogleAnalyticsの小杉さん、その後、Webコンサルティング:ゴンウェブコンサルティングの権さんが講師となってましたので、非常に楽しみだったわけです。

第2回 リスティング広告とアクセス解析セミナー:内容

GoogleAdWordsの水谷さんのセクション
・品質スコアの詳細なロジックについてや品質スコアを向上させることによるメリットなどを具体的にご説明されておりました。

品質スコアの要素

  • キーワードのクリック率
  • 広告文のクリック率
  • 表示URLのクリック率
  • アカウント全体のクリック率
  • その他関連性 etc…


個人的にびっくりしたのは「表示URLのクリック率」です。これは今まで公開されていなかったような…。以前から表示URLによってクリック率が向上するのを発見してから対策はかけていましたが、これも品質スコアの要因の一つとして考慮されているようです。

要約すると、広告グループの全体的なものを統計的に取得しているということで間違いはないようです。

GoogleAnalyticsの小杉さんのセクション

  • AdWordsとAnalyticsはコンバージョンの計測基準がちがう。AdWordsは広告をクリックした日、Analyticsはっコンバージョンになった日 AdWordsを2回っクリックした場合は、最後のクリックがカウントされる
  • GoogleAnalyticsに現れる(not set)は現段階では原因不明
  • AdWordsとAnalyticsのコンバージョンは情報共有できる
  • AdWordsとAnalyticsをリンクさせると掲載順位ごとのコンバージョン等が明確になる

(not set)に関してはスポンサードサーチで[配信対象外サイト]登録が可能に!という記事でも具体的に書き出していますが、アービトラージサイトによる影響があるんじゃないかなぁ…とは考えていますが、配信対象外サイトを数百登録したアカウントでも、今だ(not set)は減少していませんので言及できません。

権さんのセクション

  • マーケット環境から市場参入すべき
  • ゴンさんは外から考えたリスティング対策
  • インターネットの最大のボトルネックは誘導
  • 広告文はクリックさせないことも重要
  • GoogleAnalyticsを使ってリスティング広告を分析する方法

権さんは自分のサイトに来る人たちはどこに興味を持っているのかどうか?を大事にする方だな~という印象が強く、サイト内の施策も大事ですが、サイト外の対策、施策の考え方なんかを説かれており、参考になりました。

個人的には権さんのGoogleAnalyticsの平均訪問値を使用したリスティング広告の最適化は非常に参考になり、現段階の僕には盲点な部分でもあったので早速実行してみました。

ざっくりと伝えると、僕の場合はベンチャーキャピタルの様に見込みのあるキーワードを育てる派なんですが、権さんの場合は貢献度の高いキーワードを徐々に絞り込んで広げていこう!といった感じでした。

ここで気づいたこととして、最近はGoogleAnalyticsやアクセス解析を使用してリスティング広告を最適化してるという方が増えてきたけど、みんな見る場所だったり参考にしている指標は若干違かったりすんだけど、GoogleAnalyticsやアクセス解析を使用して立てた「仮説」はほぼ共通するという部分でした。

なんだかこれ嬉しい発見といいますか、なんというかほっこりした部分でもあります。

リスティング広告とアクセス解析セミナー:まとめ

全部をここでお伝えするのも若干野暮になってしまうので可能な限りで書き出してみました。

ここ最近で痛感するのはアクセス解析を使わずにリスティング広告を最適化するのは難しいという点です。結果論だけのリスティング広告の管理画面だけでは限界があり、それ以上幅を広げることが難しいのが現状です。

何故リスティング広告にアクセス解析を使うのか?と問われれば、アテズッポではなく、ロジックを持って運用することで、より精度の高い「仮説」を立てて施策に望むためですね。

SEO同様、リスティング広告もアクセス解析の使用が必須の時代なんだと思います。

執筆/掲載記事

▲