重要性を増すスマートフォン最適化の現状
先日話題になったスマートフォンでのインターネット検索行動から見る傾向が大変興味深いのような重要なデータに引き続き、Yahoo!リスティング広告が「重要性を増すスマートフォン最適化の現状」を発表したので一部興味深いものだけでも取り上げてみたい。
参照記事:スマートフォン向けランディングページの最適化は必要?
スマートフォン最適化対応率
スポンサードサーチに出稿しているランディングページにおけるスマートフォン最適化対応率は2012年7月調査時で「Android搭載端末」で56.2%、「iPhone」で52.9%となった。
※スポンサードサーチにおけるランディングページのスマートフォン最適化対応状況
いずれも2012年3月調査時よりもアップしており、広告主のスマートフォン最適化への意識の高さが目立つようだ。ただし、自然検索側でも過半数を超えており、広告主だから、広告を出していないからなどという意識の隔たりはさほど多くはなく、スマートフォン最適化の重要性を双方感じていると言えるでしょう。
スマートフォン最適化が進んでいるカテゴリーは「本、CD、DVD、チケット」「情報処理サービス・ソフト会社、インターネット情報サービス」「サービス系(その他)」の3カテゴリー
スポンサードサーチにおいて、スマートフォン最適化対応率の高いカテゴリーはどのジャンルは本、CD、DVD、チケット」「情報処理サービス・ソフト会社、インターネット情報サービス」「サービス系(その他)」の3カテゴリー。
※カテゴリー別:スポンサードサーチにおけるランディングページのスマートフォン最適化対応状況
3カテゴリーに含まれるキーワードの例は以下のとおり。
※3カテゴリーに含まれるキーワード例
まぁ、「まんが」「無料ゲーム」「占い」など、この辺はそれはそうだろという突っ込みは置いておくとして、スマートフォンと相性の良いサービスはデバイスへの対応も早いということ。ここで学べるのはサイト構成だったり広告の配信方法だったり、まったくの別ジャンルだとしても大いに参考になるということを忘れてはいけないと思う。
スマートフォン最適化サイトの広告文、王道は「スマホ対応」
そして個人的に一番興味深いのがこの広告文のデータ。スポンサードサーチでランディングページがスマートフォン最適化に対応している場合の広告文の傾向についての調査を出している。
王道はやはり「スマホ対応」の表記でしょうけど、他にもさまざまなバリエーションが考えられますね。
「このリンク先はスマートフォンに対応してますよ」と伝えるために皆試行錯誤を繰り返すのがスマートフォンリスティング広告の傾向です。その中でも細かい部分にまで言及していくと「Android対応」などのOS毎の分割も目立ってきている。中には「wifi専用」だとかそういった傾向も見られてるのが現在の一番細かい施策かな。ちなみに広告文のスマートフォン対応は劇的にクリック率を上げることも、下げることも出来るケースがあるので是非取り組んで頂きたい施策だ。
ちなみに上記に突っ込みを入れるとすれば「iPhone専用」は商標で表記できない場合が多いのであくまで傾向として。これの回避方法は「アイホン専用」とかね。やれることって無数にあるんですよ。
※スマートフォン最適化対応サイトである旨の記載がある広告文の割合_1
じゃぁみんながみんな広告文をうまく使っているかというと、決してそうではないというデータもあります。実際にはAndroid、iPhone双方で30%以下の対応だというのだからなんだかなぁ。
※スマートフォン最適化対応サイトである旨の記載がある広告文の割合_2
4ヶ月前から比較すれば上昇傾向にはあるものの、まだまだできることあるってことですな。
まとめ
加速しながらより重要度を増していくスマートフォンへの最適化。それに合わせてリスティング広告プレイヤーも柔軟に対応していかなければいけないというデータでした。しかしYahoo!リスティング広告の最近のこういったリリースは本当にありがたいですな。
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