スマートフォンから見る生活者のショッピング行動の変貌の考察

株式会社アサツー ディ・ケイが2012年末から「スマートフォンの普及による生活者のショッピング行動の変貌」をテーマとした「スマートフォンと購買行動」調査を行い、このほどその結果をまとめたものをリリースされたので紹介します。

結構頭では理解しているものがほとんどでしょうけれど、改めてリスティング広告を扱いものとしてスマートフォンでのユーザー行動の理解は必須かと。




上部2つのこのあたりのデータはスマートフォンだからどうだとか、ガラケーだからどうだとかではなく、単純にモバイル端末からの購入という心理的ハードルが下がっていることも起因しているとして見るべきかなと思えるデータですよね。


電子書籍やダウンロードなどに置き換えられるものは軒並み下落傾向。


家電、衣料品、PC周辺機器など比較が容易なものは価格比較の対象となり、ファストフードはクーポン検索と思われる。


上部3つのデータでわかるのは以前からわかっていたようなことだけれど、型番で買えるようなものはクオリティが担保されているためにより安さを求める傾向があり、店員のアドバイスなんかが必要な物はクチコミを見て判断する傾向がある、ということでしょうかね。

以下はクーポンの現状。

典型的にクーポンを利用されるのはファストフードや美容室やマッサージなんかでしょうか。

追記:「カラオケじゃないか?」というご意見も頂きました。なるほど、数年カラオケなんて行ってないので予測もしませんでした…。反省。


「メルマガ購読しているお店や飲食店がある」が69.2%???店舗からのメルマガって思うほど多くないですよね。それがこの数字って結構凄い。この69.2%ってやっぱり特定のファストフードや美容室あたりでしょうか。この内訳を知りたい。比較的外食の多い私でも飲食店から取得しているメルマガなんて1つあるかないかです。飲食店の構成が多いということであればほぼ牛角のメルマガと推測。

何にせよ、こういったデータはありがたいですね。詳細は以下より。(PDF閲覧注意)
http://www.adk.jp/html/news/20130507.pdf

スマートフォンに関してはさまざまな箇所でデータが提供されています。上記に関心がある方は以下もどうぞ。

参考:スマートフォンでのインターネット検索行動から見る傾向が大変興味深い
参考:重要性を増すスマートフォン最適化の現状

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