カタリナ流ターゲット・マーケティング、「買いたい人」を絞り込みリピート購買を増やせ! 若林 学 ~感想~

カタリナ流ターゲットマーケティング
カタリナ流ターゲット・マーケティングを献本頂き読破させて頂きました。

個人的にはターゲットマーケティングというところに非常に興味を持っており、この本は僕の知らない行動ターゲティングを教えてくれた本です。

ターゲットマーケティングというと、どうしても僕の周りはWebに特化していることばかり考えがちですが、実際にはスーパーのレジなんかでもされているとは…かなり衝撃的な本でした。

こういった機会を与えてくださり有難うございます。また、読み終えるのが大分遅くなってしまい申し訳ないです。

以下、カタリナ流ターゲット・マーケティング、レバレッジメモになります。~ネタばれ注意~

  • 消費者のたった2.5%がブランド売上高の80%を占めている。
  • ブランドAにロイヤルティを持っていた上位顧客が、翌年も上位顧客である割合は、18.6%でしかないという事実
  • 離反顧客をつなぎとめるには、購買サイクルを意識して、そろそろ買いどきというところに何か有効な施策を撃つ必要がある。
  • マーケットの大きさがちがくても、クロス販売は可能だがそれが有効なのは片方から見た場合である。

カタリナのこういった施策はディスカウントに依存しないで、限りなくオーダーメイドに近いプログラムが実施できるというところが凄いところだと思います。

例えば、ウィスキーを流行らせる為に乾物を購入した人にウィスキーの広告を表示させたり、チュウハイを購入した人に広告を表示させたり、考え方は恐らく無限かと・・・

ターゲットマーケティング
※実際のクーポン

今まで上記画像のようなレシートの裏に書いてある広告はランダムに出ているのかと思っていたら、僕も既にPOSデータなどによって行動ターゲティングされていたわけですね。。。すごいなぁ。

究極のマーケティングとは、商品を買いそうな人を100%予測すること。だけどそれは不可能だからその精度をどこまで引き上げられるのかがこれからの課題なんじゃないかと思いました。
 

Webでの行動ターゲティング

Webでの行動ターゲティングといえばインタレストマッチだけど、インタレストマッチの精度はまだまだなのでこれからに期待したいと思います。

個人的には非常に興味深い本でした。アクセス解析やインタレストマッチに興味がある方には良書だと思います。リアルにスーパーの中身とか、行っている施策とか、未知な領域が多くかなり面白いです。 お薦め!

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