オーバーチュアにしか存在しないアシスト数の注意点
検索マーケティングのソーシャルニュースサイト”スピンジャパン“へ寄稿させて頂きました。
オーバーチュアにしか存在しないアシスト数の注意点|Sphinn Japan Blog
オーバーチュアにしか存在しないアシスト数の注意点
リスティング広告管理者ならいつも気になるコンバージョン数。そしてオーバーチュアにしか存在しないアシスト数。アシスト数は何でアドワーズには存在しないのか?を考えてみたことはありますか?アカウントの管理・運営を行っていると、オーバーチュアがアシスト数を採用している理由がわかる気がします。
アシスト数がカウントされているキーワードは削除しにくい
リスティング広告を日々運営していると入札額を調整したり費用対効果が良くないキーワードに関しては削除したりなど、様々な手法で最適化を目指さなければいけません。しかしながらアシスト数がカウントされていると、どれだけコンバージョンを生んでいないキーワードでも非常に削除し難いというのが現状ではないでしょうか?
コンバージョンを生んでいなくて費用対効果的にはよろしくない状況になっても、そのキーワードは『アシストをしているから…』ということだけではずさない。というか、はずせないこともしばしば。。。
これこそがオーバーチュアの思うツボといいますか、まんまと手の内にはまるわけです。はい。
不適切なアシスト数の例
目標CPA(Cost Per Action) 5000円の商材の場合、いかに5000円以下でコンバージョンが取れるか試行錯誤しますが、運営している中でアシスト数を1つ稼ぐだけで目標CPAの上限を越えてしまうキーワードも表れることがあります。
しかし…広告グループの平均のCPAを見ると目標CPAの5000円よりも低い値で獲得できている場合が多く、全体的な結果では目標CPAを達成しているので『このキーワード、アシスト稼いでるしなぁ~残しててもよくない?』という甘い認識で放置される場合がほとんどです。
やはりここでの1番の問題は『アシスト数がコンバージョン数に見えて削除しづらい!』という部分ではないでしょうか?
しかも全体的に平均の値を出すと、目標のCPAはクリアしているというなんとも言いがたい状況。これらの対処法としては、問題のキーワードの入札価格を下げる。または削除する。が最善と考えます。
オーバーチュアのアシスト数の真意
上記の記事の一連の流れを読んでいただけた方はうすうす感じてきたかとは思いますが、オーバーチュアがアシスト数を採用している理由として、表向きの『大義名分』は『コンバージョンが起こる前にクリックされた重要なキーワードを知るすべを提供する』であるとするならば、裏側の本位は『コンバージョンを起こさない費用対効果が悪いキーワードでも、予算消化に繋がるようにアシスト数というカテゴリーを目に見えるように提供しよう』という見方も出来なくはないなと。
※あくまでアシスト数はユーザビリティの一環でもありますが…。
そう考えると、アドワーズがアシスト数を提供しない理由が徐々に見えてきますね。
アシスト数は過大評価しないことが大事
アシスト数の良し悪しは運営者それぞれの解釈に任せるとして、アシスト数を過大評価しないことをこの記事ではお伝えしたいと思います。アシスト数とコンバージョン数は同意ではありません。アシスト数をいくら稼いでも利益は全く増えませんから。
変なたとえ話をすると『1日20時間働いてますが、結果残せませんでした。』という感じ。 こんなバイトはいつか結果を出しそうでリストラしづらいですね…。実際。
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