オーバーチュアのスポンサードサーチにて『Google Chrome』と検索すると、マイクロソフトの『Internet Explorer 8』の広告が出稿されていますね。大丈夫なのでしょうか？


オーバーチュアの【登録商標について】を見る限り下記のような記載があります。

当社は、広告主との間に締結する広告掲載契約において、広告掲載申込みに際しては、他者の商標権を侵害しないことを申込者が保証することを条件としています。そのため、独自に当社が発見した場合、または商標権者からの指摘があった場合には、社内で確認の上、不適当な広告については掲載を中止する等の措置を可能な限り迅速に行っております。 

これを見る限り商標違反な気がしますが…。

更に面白いのが、マイクロソフトはアドワーズで『Internet Explorer 8』の広告を出稿していません。アドワーズのガイドラインには触れる可能性が大ですし、ばれちゃうから？でしょうか。

それを許しているオーバーチュアも、オーバーチュアらしいですね。
※ちなみに『Firefox』で検索をかけても似たいような現象になります。
　部分一致の拡張ではないようですね。

中小ならまだしも、マイクロソフトのような最大手がこういうことをやっているとなんだかなぁ～という感じですね。

他社の商標に触れるようなワードに入札するのは信用性も失われる可能性があるため、出来るだけ入札は控えた方がよろしいかと思います。

それにてしてもInternet Explorer 8のページはFirefoxを挑発しているとしか思えない文面がかなりエグイ状態で記載されてますねｗ　

※Windows 7 に標準搭載される Internet Explorer 8 は Firefox に比べ、セキュリティにおいて優れているという結果が出ています。(出典:2009 年 3 月 12 日 NSS Labs「Web Browser Security」)
※サイトの表示スピードにおいて、Firefox よりも 3 倍多くのサイトで最速表示を記録しています。

こんなこと書かれると素人でも【Firefoxの方が優れてるんだ】と思いかねない幼稚な文章。なんか残念すぎる。。。苦肉の策でしょうか。

※ここの画像からInternet Explorer 8詳細ページへいけます。

※商標登録キーワードについては岡本さんのこの記事が参考になります。
Q) 競合他社のキーワードを買うのってアリなんですか？