先日のアクセス解析イニシアチブのワークショップの際にお世話になったのが、ビービットさんの提供しているアクセス解析ツールWebAntenna(ウェブアンテナ)でした。正直今回施策をするまで聞いたことが無かったアクセス解析です。今日はこのWebAntennaを解説してみます。

WebAntenna(ウェブアンテナ)が凄い！

率直に使いやすくて面白いアクセス解析です。僕は仕事上、専らグーグルアナリティクスとアドエビスを使うことが多いんですがこのウェブアンテナはもっと違う痒い所に手が届くアクセス解析だと思いました。

その1,ウェブアンテナは見やすい！

インターフェースが物凄く簡易的できているので、アクセス解析アレルギーの方でも抵抗なく管理画面を見ることができると思います。アクセス解析の管理画面は総じて見難いというのが今までの印象でしたが、ウェブアンテナの管理画面は見やすいです。

その2,ウェブアンテナは早い！

軽いです。これはグーグルアナリティクスでは味わえない爽快感w　アクセス解析を行っている方々はしかめ面している場合が多いので、ウェブアンテナでストレスフリーになれること間違いなしです。

その3,ウェブアンテナは広告から自然検索へ移動した経路をも分析する！

これにびっくりしました。なんと自然検索も含めた間接効果を分析できるんですね。

つまり、リスティング広告をクリックしたユーザーが自然検索を3回ほどして、最後にリスティング広告でコンバージョンになった場合も、その経路を余すことなく、検索クエリを残して計測できます。今までは広告の間接効果を取れるだけでも重宝していたのに…そこまで取れるとは…。ウェブアンテナの凄さを実感した部分であります。
※ちなみに自然検索も含めた間接効果を分析できるのはウェブアンテナだけだそうです。

その他にもモバイル対応、LPO機能やアカウントの共有&代理店ごとの制限規制機能など、さまざまな機能がありますが、何よりここまでくるとWebAntennaは面白い！これに尽きます。実際にユーザーが辿った足跡を細かく分析していくと『確実にユーザーが検索をしながら情報を吸収し学んでいる』のが手に取るようにわかります。

この経路分析を見るだけでもWebAntennaを一度触ってみる価値はあると思います。こんな風にユーザーの足跡がリアルに見えるアクセス解析があれば、今までと違った目線でWeb施策を打つことが可能です。

※僕の場合だったらリスティング広告から自然検索に移った際に検索したキーワードをリスティング広告であらかじめ仕込んでおけば、今までよりも1歩早くユーザーを捕まえることが可能です。

ウェブアンテナの弱点

これだけ優れたアクセス解析でもやはり弱点はあります。それはリスティング広告セッティングにおいて、キーワードごとに個別のURLを設定しないと検索クエリを正確に取得することができないというところです。この機能はやはり優れたアクセス解析ほど多いわけですが、この機能のおかげでリスティング広告最適化が難航することが多々あります。この辺はグーグルアナリティクスのように一つの流入からプルダウンで簡易的に見るような設定にはできないのかな。

重要な広告グループだけのセッティングのみであれば容易なので『どこまで細かくデータを取得して、どこで妥協するか？』が問われるかもしれないですね。

WebAntenna(ウェブアンテナ)というアクセス解析が凄すぎる！：まとめ

今後はこういった超高度でしかも簡易なインターフェースのアクセス解析がどんどん増えていくのかと思うと楽しみでならないですね～♪

興味があるは体験版があるので一度覗いてみてはいかがでしょう？
効果測定解析ツール　ウェブアンテナ