リスティング広告の基本的だけど大事な考え方
リスティング広告は考え方を変更するだけで最適化できる広告媒体なので、施策者は基本的な考え方を身につけているかどうか?が非常に重要です。
リスティング広告の基本的だけど大事な考え方
リスティング広告は入札価格を独自に変更でき、その反映に数時間もいらないという優れた広告媒体であるが故に、非常に奥が深いものなのかもしれません。それ故に考え方を少し間違った時点で天国と地獄、両極端の道を辿ってしまう場合があるんですね。
リスティング広告はロジカルに管理しよう!
まず、全てをロジカルに管理しなければいけません。何故そのキーワードの入札価格を上げるのか?何故その入札価格を下げるのか?これらを説明できない担当者なようであれば半人前です。
大切なのはそのキーワードで入ってきたユーザーが何%の確率でコンバージョンに結びつくのか?を考えることです。
1クリック100円のキーワードがあり、そのキーワードで訪問したユーザーのコンバージョン率が5%なのであれば、予測CPA(獲得単価)は約2,000円になります。ということは2,000円で1件のコンバージョンを獲得しても利益が更に残る利益率でなければいけません。それが叶わない利益率なのであれば、そのキーワードの入札単価を引き下げる必要があります。
これらの応用編としてライフタイムバリューでの思考も必須ですのでこちらのリスティング広告とライフタイムバリュー(LTV)の関係という記事もご参照下さい。
リスティング広告に限らず、ネットショップなどでライフタイムバリューでの思考を持てればだいぶ余裕のある運営が可能ですね。
キーワードごとにコンバージョン率を把握するなんて無理!という人は、広告グループごとに考えてみればかなり管理が楽になるので凄くお薦めな考え方です。僕の場合はロングテールキーワードの広告グループなんかはキーワードごとではなく、広告グループ単位で管理することが多いです。
ちなみに広告グループごとに考えることができてきたら、重要なキーワード群だけでもコンバージョン率を把握して施策するとかなりのリスティング広告最適化になります。
※オーバーチュアとアドワーズではそれぞれ対象ユーザーが違う為、同じキーワードでもコンバージョン率が一緒ということはまずありません。限りなくコンバージョン率は近づきますが。
上位表示させたいキーワードとコンバージョンがとれるキーワードは違う
『◎◎というキーワードは常に1位で』などとそそのかされることが多い担当者ですが、それは費用対効果に見合うかどうか?で判断するのがよいでしょう。かなり的外れな依頼もあるので、そのあたりはデータと要相談です。
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