リスティング広告の始め方:入札価格と1日の予算
久しぶりのリスティング広告の始め方シリーズ。前回は表示URLとリンク先URLという内容をお送りしたので、今までのリスティング広告の始め方シリーズを全て見ていればキーワード、広告文の入稿は既に完璧になっていると思います。
今回は入札価格と1日の予算の設定のコツをお送りします。
入札価格は綺麗に切らない
キーワードの入札価格を決める際に、最初は広告グループ単位で決定します。いきなりキーワードごとの予測CPCなんてものはあくまで想像の範囲でしかありませんので、ざっくりで構いません。事細かにこのキーワードはいくらでこのキーワードはいくら。などとしなくても良いです。
その際の入札価格ですが、【50円】や【100円】などとされる場合が非常に多いですが、この設定は実に勿体無いです。仮に50円で入札する場合であれば【51円】や【52円】として入札してみましょう。
みんな同じことを考えて設定しているので、僅か1円入札単価を上げるだけで上位表示される可能性がグンと高まります。筆者の経験則ですが、8割~9割の担当者は区切りの良い入札価格で設定しています。
1日の予算の設定は限りなく多めに設定する
仮に月額の予算が30万円だった場合に1日の予算を5000円や1万円としているアカウントも頻繁に見かけます。これは非常に勿体無いです。1日1万円使って30万円消化するのも、15日間で30万円消化するのも、目標CPAが設定されているのであれば一緒のことです。
正しいCPAで獲得できているのであれば、毎日取りこぼしをしているということになります。ビジネスの成長度に足かせをしているといっても過言ではありません。
また、スポンサードサーチ(旧オーバーチュア)やアドワーズは、同じ条件内でキーワードの入札価格を同一で設定しているアカウントがあるとすると、1日の上限予算を多く設定している方を上位表示します。
更に付け加えれば、上限予算をなくした場合に3万円ほど消化するであろうキャンペーンを1万円の予算で制限をかけるということは、ただたんに露出を減らすだけでチャンスを減らしているというだけになるのです。
このあたりはしっかりと考えて設定した方がよさそうですね。
例外として、僕が担当した中でオーダーメイドの商品を扱っているサイトさんの場合は、コンバージョンやお問い合わせが1日3件以上くると対応できないというケースがあり、1日の上限単価をかなり安くして対応しているケースもあります。この感覚は、嬉しいやら、寂しいやら…かなり複雑な心境です。。。
リスティング広告の始め方:入札価格と1日の予算:まとめ
入札価格や1日の予算の設定一つをとっても実はこれだけ奥が深かったりするのがリスティング広告です。しっかりと仕組みを理解して取り組むことで、より成果があがる可能性があります。
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