需要を刈り取るリスティング広告だけではダメな理由
昨日、予算を削減する時に気をつけなければいけないことという記事を書き出してみましたが、これは本当に最悪のシチュエーションに限るわけですが、実際問題、こういったいわゆる「需要を刈り取るリスティング広告」だけではダメなんです。
ダメな理由
先日お伝えした予算削減時のリスティング広告最適化の手法ですが、実はこれだけだと長続きはしません。ビジネスとして長期視点で物事を考える場合、目先の利益だけを拾っていては、後の収益が上がっていかないことは周知の事実です。
いわば、既存ユーザー、ニーズ顕在型ユーザーだけを刈り取っているだけの施策では未来がないということです。
既存ユーザー、ニーズ顕在型ユーザーに向けたキーワードで検索をかけてくるユーザーは、既に商品、商材を知っているユーザーであり、これから商品を知らしめることはできていません。(口コミなどを除く)
そんな時に大切なのがニーズ潜在型ユーザーの存在です。ニーズ潜在型ユーザーはただ「知らない」だけ、「知るすべがない」だけですから、商品を検索するわけがないのです。
では、既存ユーザー、ニーズ顕在型ユーザーは最初から既存ユーザー、ニーズ顕在型ユーザーだったのでしょうか?最初はニーズ潜在型ユーザーだったはずです。何かしらで商品、商材を知り、既存ユーザー、ニーズ顕在型ユーザーへグレードアップしたのです。
ニーズ潜在型ユーザーに商品、商材を知らしめるのはいわば「種まき」のような施策で、すぐに収穫はできない場合が非常に多いので、キーワード的にも費用対効果が悪い場合が多く、入札単価を下げてしまったり、そのキーワード自体を停止されてしまうことでしょう。
畑を作って耕し(Web制作・LPO)、種まきをして水をあげる(純広告・リスティング広告)、成長をする際には雑草を抜いてあげたり肥料をあげます(チューニング・広告追加・アクセス解析)。時期が過ぎてやっと収穫(集客・コンバージョン)できるのが農業(ビジネス)です。
しかしながらWebを使ったビジネスの場合は、これらの工程を飛ばし飛ばしで認識している方が多い印象があります。
需要を刈り取るリスティング広告だけではダメな理由:まとめ
守ることも大事です。ただし、種をまかないというリスクは、すぐには見えてきませんが必ずや数ヶ月後、1年後に明確に見えてくることが多いです。
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